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 マツダの新型「ロードスター」の運転は、感動的だ。機械を相手にしているというより、生き物と触れ合っている感触がある。例えば、乗馬のように。そして、常にクルマのことを気にかけていたくなる。クルマとの対話をこれほど実感できるクルマが、他にあるだろうか。

 運転席に座ったとき、はじめにペダル位置が分からなくなった。それは、昨年クローズドコースでプロトタイプに乗ったときも、今回の公道試乗でも同じだった。クルマが悪いのではない。私がいかに普段、真っ直ぐ前を向いて運転していないか、すなわち世の中のクルマがいかにドライバーを正対させない運転姿勢を取らせているかという証である。新型ロードスターは、ここからスポーツカーを自在に操るための姿勢の正しさを問いかけてくる。

運転することに集中させるシンプルなインテリア
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 そして、シートは優しく背中を包み込む。バネではなくネットで体を支える独特なシート構造が、この包み込むような感触をもたらす。そこに体をゆだねる心地よさがあり、もちろんきちんと体を支えてくれる。自由に手足を動かすことができ、クルマを操るための準備がこのシートで整う。

バネではなくネットで体を支えるシートの座り心地は快適
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