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Trickey (c) Wargaming.net
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Trickeyのキー
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自分が欲しいものを作る

 電子情報機器学では、各学生グループが作った電子機器を発表し合い、優秀な作品を決める。何を作るのかはもちろん、学生が決める。小川氏と城氏はお互いにさまざまなアイデアを出した。取材時は具体的なアイデアを聞いたのだが、どれもユニークなもので、後々彼らがそれらで起業できそうなので、詳細は伏せさせていただく。

 彼らがさんざん悩んだ挙げ句、導きだした答えは、「自分が欲しいものを作ろう」ということ。そこで、パソコンゲーム好きの城氏がゲームをプレーするときに操作しやすいキーボードが欲しいということが、Trickey開発に結び付いた。

 2人はロボコンサークルに所属しており、そこでの経験をいかんなく発揮することで、他の学生グループよりも作品をいち早く完成させた。

 そして残った期間をTrickeyの“プロモーションに”充てたのである。作品の発表会でのプレゼン時間はわずか5分。スタートアップがイベントで講演する(ピッチする)時間とほぼ同じだ。ここにどれだけの情報を詰め込めるか。

 講演は実機のデモに徹して聴衆に関心を持ってもらい、詳細はWebサイトで別途見てもらえばいい。彼らはそう割り切った。Webサイトも、単なる機能の説明やスペック(仕様)を書き連ねても面白くないだろう。そこで、ある有名なニュースサイトのレビュー記事を模倣した、Trickeyのレビュー記事を自ら作り、詳細はそれを見てもらうことにした。レビュー記事の方が読みやすいし、印象に残ると思ったからである。