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Trickey (c) Wargaming.net
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Trickeyのキー
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もっと驚いたのは…

 Trickeyの完成度の高さと綿密な“プロモーション”の結果、Trickeyは見事最優秀作品となり、2015年3月の「SXSW 2015」へ出展を果たした。SXSW出展に合わせて、製品化に向けて城氏のアルバイト先であるキビテクと協力することも決まった。製品化のために、3万米ドルを目標にKickstarterで出資を募っている。

 簡単ではあるが、以上が小川氏と城氏が作ったTrickeyの開発ストーリーである。シリコンバレーやサンフランシスコがある米国の西海岸ではありそうな話だが、日本ではこうした話を耳にしたことがなかったので、強く印象に残った。

 筆者も工学部出身だが、3年生だったときは始まったばかりの「学生実験」と授業をこなすだけで精一杯だった。Trickeyのような電子機器を作り、ましてや製品化を目指そうなど夢にも思わなかっただろう。それだけに、大変驚いた次第である。

 ちなみに、もっと驚いたことがある。小川氏が日経エレクトロニクスをよく知っていたことだ。初めて名刺交換したときに、「おー、日経エレクトロニクス、読んでいます!」と興奮気味にリアクションしてくれた。20歳代前半の人で日経エレクトロニクスを読んでいる人はほとんどいない。そう思っていただけに、実はそれが一番印象に残っている。