テクノロジーの進歩は、社会のさまざまなものごとに影響をもたらします。その中には、一見技術者から縁遠いようにみえる分野もあります。その1つがスポーツです。
13歳の頃、一度は真剣にプロテニス選手を目指して練習に明け暮れ、その後異色の経歴ののち工学研究の世界に籍を置く筆者が、スポーツにおけるテクノロジーの役割を綴ります。
日本文理大学特任教授

感情・表情・脳と癒しをテーマにする「癒し工学」の創始者。工学博士であり、心の科学者。
社会人としての振り出しは外資系企業の社長秘書。ヘッドハンティングにより外資系のベンチャーへ移籍して経営のノウハウを学び、25歳で起業し女性200人を擁する人材派遣の会社を設立。結婚を機に仕事を完全に辞め専業主婦になる。子育てが一段落してから大学院で心理学を学び、2007年東京工業大学で工学を学ぶ機会を得て、同大において2009年に学位(工学博士)を取得、同時に助教に就任。2015年4月から現職。
自動車事故対策機構自動車アセスメント等技術検討ワーキンググループ予防安全技術検討ワーキング委員。2008年日本機械学会計算力学部門「癒し工学研究会」主査。日本感性工学会、日本早期認知症学会員。電気新聞にコラム「『癒し工学』の散歩道」、大学ジャーナル(くらむぽん出版)にコラム「哲子の相談室」を連載中。著書に「「癒し」は科学で手に入る」(幻冬舎ルネッサンス新書)。
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