ひょんなことから10年以上使ってきた折り畳み式自転車を買い替えることになりました。ご近所にある顔見知りの自転車店に行き、おすすめを聞いてみると、鋼製フレームの自転車とアルミ合金製フレームのものを紹介してくれました。
早速、家に帰ってパンフレットで検討開始です。やはりアルミ製フレームの自転車は軽量をうたっているだけに数kg軽いのですが、鋼製よりも価格が約2倍もします。それでも当初の予算でアルミ製の自転車を購入できそうとのことで、再び自転車店を訪れました。
すると、店内にカッコイイ折り畳み自転車が2台も置いてあるではないですか。片方はアルミ製フレーム、もう一方はクロムモリブデン鋼(通称、クロモリ)製でした。クロモリとは、鉄にクロムやモリブデンなどを添加することで、強度と溶接性に優れる合金鋼のことです。
恐る恐る価格を聞いてみると、もちろん紹介してもらった自転車よりもどちらも高いのですが、アルミ製の自転車よりもクロモリ製の方が高級だというのです。
聞けば、自転車業界ではアルミ製フレームが主流になり、最近では手ごろな価格で購入できるようになっているとのこと。気になる重さはアルミ製の方が軽いのですが…。それでもクロモリ製は、板厚の異なる鋼板を組み合わせて成形することで、軽量化しつつ、高剛性を確保しているため、高級車種向けだということです。