(図:CEC)
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ZNEホームの内部(図:Meritage Homes社)
ZNEホームの内部(図:Meritage Homes社)
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カリフォルニア州フォンタナ地域に建設されたZNEホーム(図:Meritage Homes社)
カリフォルニア州フォンタナ地域に建設されたZNEホーム(図:Meritage Homes社)
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カリフォルニア州フォンタナ地域に建設された別タイプのZNEホーム(図:Meritage Homes社)
カリフォルニア州フォンタナ地域に建設された別タイプのZNEホーム(図:Meritage Homes社)
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 カリフォルニア州の政府機関のZNEの定義は、「1年を通してエネルギー消費がゼロの建物」となっている。つまり、住宅の分散型システムの発電量と、住宅の消費電力が1年の合計で同じになるわけだ。年間を通しての需要変動に対応するために、ZNEの建物は基本的に電力系統に連系し、発電量が上回った場合には余剰電気を電力系統に供給し、発電量が消費量を下回った場合には必要な電力を電力系統から賄う。

 CECによると、カリフォルニア州が定めた従来の省エネ基準と、2020年をゴールに定めるZNE規制により、同州のエネルギー消費は徐々に横ばいになりそうだという。省エネと分散型発電システムの効果によって、2040年にはZNEホームだけで18TWhの電力削減に貢献できる。

 カリフォルニア州では、既にZNEホームの開発や建設は至る所で進んでいる。しかしそれらは、注文住宅や集合住宅、地方自治体が運営する公営電力事業による実証実験などであった。

 Meritage Homes社で環境関連のVice Presidentを務めるCR Herro氏は、「これまでのZNEホームは、コミュニティーとしては存在していなかった。我々のコミュニティープロジェクトは、住宅オーナーに光熱費の削減を提供するだけでなく、ZNEホームの普及に向けて電力会社に対して住宅やコミュニティー全体の電力発電量と消費量のデータを提供していく」とした。

 このZNEホームプロジェクトには、Meritage Homes社の他に、HEMS(home energy management system)を手掛ける米BIRAenergy社と米Itron社、地元の電力会社である米Southern California Edison (SCE)社が参加している。さらに、エネルギー関連の研究をする米Electric Power Research Institute (EPRI)とCPUCが、コミュニティーのエネルギー消費量と電力系統への影響について評価する。