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アクセス記事ランキング(4/15~5/14)
クルマ
1 トヨタの新エンジンは最大熱効率40%以上
2 これが日本で一番売れたクルマだ
3 ホンダが新型「NSX」の技術詳細を発表、新しい鋳造部品で軽量・高剛性を実現
4 マツダ、プラグインハイブリッド車を投入へ
5 自動運転関連の技術開発力、果たして日本は強いのか
6 心地良い室内の「CX-3」、ディーゼル専用モデルとし特別な存在感
7 【クルマ】10年ぶりに全面改良したマツダ「ロードスター」
8 走らせて驚いた、富士重工「インプレッサ」の部分改良モデル(前編)
9 上海のコンパニオン戦線、異状ありました
10 クルマとの対話を実感できる新型「ロードスター」
11 快適な乗り心地の「S660」、エンジン性能を使い切る楽しみ
12 衝突安全性能、1位はスバル「レガシィ」
13 BMW社、「3シリーズ」を一部改良、3気筒エンジンとPHEVを追加
14 「これがクルマか」、GMのコンセプト「Chevrolet-FNR」
15 ギアを樹脂化してクルマの軽量化に貢献
16 なぜ走行中給電の新技術が日本で生まれたのか
17 6000分の9しか間違えない顔認識技術
18 真の人気車は「レガシィ」「ムーヴ」「MIRAI」だ!
19 日本で一番売れたクルマ、決め手はナニ?
20 新型「レガシィ」、意のままに操れる「B4」と熟成不足の「アウトバック」

 日経テクノロジーオンラインのテーマサイト「クルマ」において、2015年4月15日~5月14日のアクセスランキングで1位に輝いたのは、「トヨタの新エンジンは最大熱効率40%以上」という記事だった。

研究開発にゴールはない

 自動車の世界では、将来に向けてさまざまな電動車両の研究開発が進んでいる。しかし、一方で、市場で依然主流となっているのはエンジンを搭載する従来型の車両だ。IHS Automotiveによれば、2014年の自動車の生産台数は8738万台(推定)。電動車両はそのうちの234万台(推定)にすぎず、ほとんどが従来型のエンジン車だ。そして、10年後の2025年についても、電動車両の比率は増えるものの、従来型のエンジン車が主流であることは変わらないという。IHS Automotiveの予測では、2025年の自動車の生産台数は全体で1億1222万台。うち、電動車両は1937万台と予測しているのだ。すなわち、自動車メーカーの今後の研究開発では、ポストエンジン車である電動車両だけでなく、既存のエンジンの効率向上への努力も欠かせないといえる。

 今回1位にランクインした記事は、そうしたエンジンの進化にまだまだ期待が持てることを改めて感じさせた。現在のエンジン技術の基礎が確立されたのは1870~1890年代。それから100年以上もの歳月を費やし、エンジンには改良に次ぐ改良が施されてきた。素人目からすれば、エンジンの進化はそろそろ限界が来てもおかしくないのではないかと思うのだが、実際はそうはなっていない。これも、技術者の努力と柔軟な発想のたまものだろう。

 先の記事によれば、トヨタが2014年に発表した高効率エンジンの最大熱効率は37~38%。一方、現在開発を進めている新エンジンでは、それをさらに2ポイント以上高めた。ポイントは吸気ポートの改良だ。吸気ポートの機械加工精度を高めて、従来は不可能だった形状に加工することで熱効率の向上を可能にしたという。ある技術者の言葉を思い出す。「研究開発にゴールはない。目標を達成すれば、また次の目標が出てくる」。エンジンはどこまで進化するのか。今後のさらなる効率向上が楽しみだ。