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 さっそく、フルスロットルも試した。アクセルペダルを全開にするやいなや、V8ツインターボエンジンは炸裂し、飛ぶがごとく猛然と加速し始める。ところが不思議なことに、異次元とも思えるその加速に恐怖心はない。タイヤが間違いなく接地しているという安心が、体に伝わってくるからだ。専門用語でいえば、ロードホールディングが抜群である。

 超高速でもロードホールディングを確保するしなやかなサスペンションの動きが、市街地での通常の乗り心地にも活き、硬めの乗り味ではあるが快適さを損うことはない。

 RS7 Sportbackの猛烈な加速に恐怖心が起こらないもう一つの要因は、4輪駆動のquattroにもあるだろう。FR(前部エンジン・後輪駆動)にせよFF(前部エンジン・前輪駆動)にせよ、2輪駆動であれば加速時の荷重移動がより大きくなり、車体が後へ傾きやすい。だが、4輪駆動車であれば、4輪に適切な駆動力が伝えられるので、大きな姿勢変化が起こりにくい。そこから、安心感が生まれる。

最高出力412kWの4.0L・V8ガソリン直噴ツインターボエンジンにより、0~100km/h加速は3.9秒
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光沢あるステンレス製のペダル
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