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 このコラムでは、宇宙関連ニュースで、ビジネスに役立つと、筆者が判断したものを、1月ごとに紹介しています。5月は、以下の5本をピックアップしました。

1位:「ロケットエンジンにも3Dプリンターの波?」

 ニュージーランドのベンチャー企業Rocket Lab社は、3Dプリンターでロケットエンジンを開発したと発表しました(企業サイト
。Rocket Lab社は、「Electron」という自社のロケットで、ロンチ(打ち上げ)サービスを行います。Electronは、太陽同期軌道高度500kmであれば100kg程度の衛星を打上げることが可能であるとのことです。この打ち上げコストは、約5億円程度と、同等の打ち上げ能力を持つ米国ペガサスロケットの20億円弱と比較して、かなり低コストです。初の打ち上げ試験は2015年中に実施が予定されています。

 一般にロケットの打ち上げコストの大部分は、液体燃料エンジンの製造コストで90%以上を占めると言われています。ここが、Electronは、中型、大型の衛星の打ち上げにはまだ対応していないのですが、この3Dプリンターによる製造手法は、ロケット打ち上げ市場に新しい風を吹き込む可能性が大いにあります。