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始まりは北京パラリンピック

 美しい義足プロジェクトが始まったのは2008年。北京パラリンピックで義足を装着して走る選手の姿を映像で見た山中氏は、「人と人工物の類まれなる関わりに、究極の機能美を見出した」という。その後、同研究室は義肢装具士や義足メーカー、選手と協業しながら新しい義足の開発に取り組んできた。展示では、プロジェクトで作製してきた数多くの義足を年表ともに紹介している。

図3 陸上競技用下腿義足シリーズの「Rabbit」。ロンドン・パラリンピックのT44(下腿切断クラス)日本代表の高桑早苗選手にために開発された。高桑選手は、開発メンバーにも参画している。左から右へと軽量化などの改良が重ねられてきた。右から2つ目のVer.3.0で初めて実戦投入可能なスペックとなる、最も右のVer.4.5は、2013年シーズンで優勝した国内選手権、入賞したイタリアとフランスの国際大会でも試合用義足として高桑選手に使用されている。
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