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 以上が私の作成した自由課題の概要です。私は去年の11月に描画回路にとりかかったのですが、当初の予定では12月半ばまでに描画回路を完成させ、早めに自由課題の設計に取り掛かる予定でした。

 しかし、描画回路のバグ取りに思いの外、苦戦しました。実験室に泊まり込んでまで実験をやるのは自由課題に入ってからだと思っていたのですが、描画回路のバグ取りの時点で実験室に1日中カンヅメになる日が続き(泊まった日もありました)、結局今年の1月初旬にやっと描画回路が完成し、そこから後2週間ほどの期限しかない中で自由課題に取り掛かるというスケジュールになってしまいました。

 途中で描画回路を放棄して自由課題に取り掛かることも考えましたが(何人かは実際そうしていました)、中途半端で終わるのがこの上なく嫌だったので、何とか描画回路までやり遂げました。この時点でかなり参っていたのかなと当時を振り返って思います。

12月後半の時の写真
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 自由課題は短期間で終えられそうなものを探し、背景差分法というものを見つけ、いろいろと改良策などを試しながら試行錯誤しているうちにあっという間に発表の日になってしまいました。高専での研究や卒論も苦労しましたが、COJTは正直それ以上にきつかったと感じます。ただ、FPGAというハードウエアを使って、設計から実機動作まで1年間腰を据えてじっくり取り組むという経験と、つらい課題をやり遂げた時の達成感などは、普通の実験を取っていたら間違いなく味わえなかっただろうなと感じています。本コラムへの執筆や自由課題の発表を通じて、人に伝えることの難しさもしっかり学ぶことができました。

 以上で私の制作体験記は終了となります。これから卒業研究に取り掛かり、修士課程へと進んでいくことになりますが、COJTで得たものはかけがえのないものになると信じています。最後になりますが、講師のお二方、ティーチングアシスタントのお二方、同期の皆様、そして裏方で支えてくださり、このような貴重な機会を与えてくださったT先生にこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。