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3D作家という新しい職業・・・

 それと同じことが3Dプリンターの世界でも進行しているのである。つまり、プリンターを扱うような感覚で三次元のモノを作れるようになり、やがて、その性能は速さや精度というコトの価値が意識され、それもある程度のレベルになると、今度は何を造るかというコンテンツの価値が問われるようになったのである。

 さて、3Dプリンターが開発され、ある程度の性能が評価され始めた数年前、3Dの世界でもモノからコト、そしてコンテンツの時代になると、私はひらめいた。

 まさに、二次元でのプリンターで起こったことが三次元でも起こる、そう考えたのである。

 そこで、具体的に何をしたかと言うと、「3Dバンク」という商標を出願し、登録したのである。

 3Dバンクとはどういうことか。3Dを使って造るモノ、それはほとんどが一品一葉であるが、世の中には、同じモノが欲しいと言う人もいるはずだ。その時、また同じように、3Dのデータを作るのは大変だ。だから、最初に作った人からデータを預かり、欲しい人にそのまま売るか、あるいは少しアレンジして売るか、いずれにしても、3Dプリンターを動かすデータだけでも流通すると考えたのだ。

 それは、お金を銀行に預け、その運用をするのと同じで、まさに、3Dデータの銀行なのである。

 3Dバンクの事業は、かなり前広がりになると思う。データを預けるだけでなく、積極的に売ろうと言う人は多くなるだろう。もっと言えば、自分のモノのために作るのではなく、最初からデータを売る目的で作る人も出てくるだろう。

 そして、いずれはプロも現れて、作者の技量で値段が付くようになるのは明らかだ。つまり、舞台や映画と同じように、そのシナリオ・台本に価値があるのと同じになるのである。

 そうなると、3D作家という新しい職業が認知され、文字通りのコンテンツ勝負の世界が出現するのである。