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 2015年6月に台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2015」において、米Intel社は、「U.2」という2.5型SSD向けの新しいコネクター仕様を発表しました。国内でもU.2対応のSSD「Intel SSD 750」が店頭に並び始めています。大手SSDベンダーであるIntel社がU.2対応モデルを、しかも民生機器向けモデルとして出荷し始めたのは大きな意味があります。今回は、この理由などを簡単に解説したいと思います。

ホットスワップに対応


 U.2コネクターは、実は2011年に「SFF-8639」という名称で既に仕様化されていました。ストレージ用インターフェース「Non-Volatile Memory Express (NVMe)」向けのコネクター仕様としてです。

 SASやSATAがHDD向けに策定されたインターフェース規格であるのに対して、NVMeはSSD向けに2011年に策定された規格です。レイテンシー(待機待ち時間)を短くしたり、転送速度を高めたりしています。

 NVMeに利用されているコネクターとして現在一般的なのは、従来のPCI Express(PCIe)のコネクターです。また、「M.2」コネクターも使われています。

 こうした従来のコネクターとSFF-8639で大きく異なるのは、SFF-8639がホットスワップ(活性挿抜)に対応していることです。SSDを搭載した機器がホットスワップに対応していれば、その機器の電源を落とすことなく、不具合を起こしたSSDを交換できます。サーバーの場合、2.5インチのSSDであれば、サーバー前面側からの交換(フロント交換)が可能になります。多数のSSDを利用する企業ほど、この利便性は大きくなります。