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 東京で猛暑日の連続記録を更新するなど、2015年の夏も日本では厳しい暑さが続いているようだが、私のいる上海でも7月29日から10日間連続で猛暑日(中国語では「高温」)となった他、8月4日には最高気温が39.2度と、この夏一番の暑さを記録した。

 それでも、猛暑日が年間47日間、40度以上が5日間もあったという、過去100年で最も暑かった2013年の上海の夏も経験している私は、今年はまだしのぎやすい方だとひとりごちながら、7月いっぱいは自宅兼事務所のエアコンをつけずに過ごした。しかし8月に入って「猛暑日が×日目になりました」というニュースが聞こえてくるようになるとやせ我慢も限界に…。観念してエアコンをつけようと、抜いてあった電源コードをコンセントに差し込み、いざスイッチをと思ってリモコンを探すと、これが見当たらないのだ。

 上海の賃貸住宅は基本的な家具と家電があらかじめ備え付けられている物件がほとんど。家具・家電のグレードは家賃に比例するが、家電なら冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンはついている。ちなみにテレビは近年、若者のテレビ離れでつけない物件が増えているようだ。

 私は今の自宅兼事務所に2014年10月に入居したので、これまで備え付けのエアコンを稼働させたことがなく、リモコンがないことにも気付かなかったのだ。きっと前の住人が失くしてしまったのだろうが、契約時に気付かなかった。不覚であった。

 さてここで、比較的新しいエアコンであれば、メーカーのサービスセンターに連絡してリモコンを調達、となるのだろうが、外観を見る限り、少なくとも10年選手の古いエアコン。メーカーも「揚子」という、日本の読者は恐らく見たことも聞いたこともないような会社だ。

 中国の家庭用エアコン市場は近年、地場中国系メーカーがシェアの上位を独占している。少し古い統計だが、中国の調査会社AVC社(奥維諮詢)による2013年の統計によると、シェア首位のGree社(格力)から8位のChanghong社(長虹)までを中国メーカーが占め、海外勢は9~11位にようやく三菱電機、ダイキン、パナソニックの日本勢が顔をのぞかせている程度だ()。

表●中国の家庭用エアコンシェア(2013年)
メーカーシェア(%)
Gree(格力)27.3
Midea(美的)20.9
Haier(海爾)12.9
Hisense Kelon(海信科龍)8.3
Chigo(志高)5
Aux(奥克斯)4.5
Tcl2.9
Changhong(長虹)2.8
三菱電機2.4
ダイキン1.4
パナソニック1.3
その他10.2
出所:AVC・騰訊