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 余計なお世話かもしれないが、ある程度有名になった人やお金持ちが、「チンケ」と言うしかない事件に巻き込まれ、結果、人生が変わる事があると思うのである。

 どうでもいいと言われるかもしれないが、そのような事に誰もが巻き込まれる可能性があるし、そもそも、人間にはそのような心根があると思う。だから、自戒の念も込めて書くことにする。

*チンケの元々の語源は、サイコロばくちの一の目を「ちん」と言うことから。器量の小さいさま)

 TVのニュースを見ていたら、どこぞの市町村の首長が、イベントに出演しているベテラン女性演歌歌手の着物の胸元に、グイッと手を突っ込み、ご祝儀袋(もちろん、現金が入っている)をねじ入れている報道があった。

 特に、入れている首長は酔っぱらっているようで、此見よがし(これみよがし)に、観客に見せ付けている感じがして、一層、品がよろしくない。多分、その金は個人的に出してはいるのだろうが、自治体の首長たるものが、いくらプロの演歌歌手といえども、女性の胸元に現金をねじ込むという、それもステージに上がって公衆の面前でしてしまうというその行動にあ然としたのである。

 さらにその後の、胸元にお金をねじ込まれた演歌歌手のことである。その時は、さすがプロ。ニコニコするのも仕事のうちと感心したが、その後、この事件が全国放送となって一躍有名になった途端に、「とても恥ずかしかった」とか「困惑した」と、にわかに悲劇のヒロインを気取って(演じて)しまうと、正直、いかがなものかと思うのだ。