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 エンジンは、2.0Lと、2.3Lの2種類。これは、アクセラでおなじみのエンジンラインアップである。これに4速自動変速機が組み合わされる。4速のギア比は、どちらのエンジンも同じである。アクセラに比べると200kgほど車両重量の重くなる新型プレマシーにちょうど合うのは、2.3Lエンジンであると思う。アクセラでは、1.5Lエンジンが印象的だったが、新型プレマシーでは、これもハンドリングと同じように、特別な意識をさせずにドライバーが想定した加速を自然に行う力を2.3Lのほうが備えるからだ。

 2.0Lエンジンで不足があるというのではない。だが、やはり高速などに入ると、一生懸命加速をしていると意識させられる。この点で、より快適なのは2.3Lエンジンとなる。また、アクセラではそれほど気にならなかったが、車両重量が重いことによって、新型プレマシーでは、自動変速機が4速であることに物足りなく思え、5速が欲しくなる。高速でスピードを維持するのにより上のエンジン回転を保つ必要が出てくるためだ。

 騒音がひどいというのではない。エンジンが頑張っているということを4速のギア比で意識させられてしまい、それが神経の疲れを呼ぶ。メーター内のインジケータで常にギアの選択状況が知らされるので、なおさら5速に入れたくなってくる。 手動変速モード付きの自動変速機だが、Dレンジの時には、メーター内のインジケータの表示に、ギアの段数を表示しない方が良かったかもしれない。