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 ホンダがコンパクトステーションワゴンとして新たに発売したのが「エアウェイブ」である。ホンダには、かつて5ナンバーサイズのワゴンとして「オルティア」があったが、現在は商用バンの「パートナー」が残るのみだ。今回のエアウェイブの発売で、ラインアップの空白が穴埋めされたことになる。

 最近の5ナンバーサイズの乗用ワゴン車は選択肢が限られており、競合車を探せば、他にトヨタ「カローラフィールダー」、日産「ウイングロード」、富士重工業の「インプレッサ・スポーツワゴン」くらいだろうか。それらと比べるとエアウェイブは全長がやや短めで、取り回しのよさそうな1台である。


図1◎「エアウェイブ」アッパービュー
 
図2◎「エアウェイブ」リアビュー

 実車を目の当たりにすると、ルーフが後ろへ伸びやかに続き、なかなか存在感のある、大柄なクルマに見える。一方でクルマを上から見ると、ボンネットフードが全長に対しきわめて短いことに気付かされる。フロントウィンドウが大きく傾斜していることもあるだろうが、ホンダ伝統のMM(マンマキシマム・メカミニマム)思想が脈々と息づいていることがうかがえる。しかも、ボンネットフードを開けてみると、1.5Lの直列4気筒エンジンはかなり客室よりに搭載されており、前方には空間が残っている。これは「フィット」に比べて車体が重い分、前面衝突時に吸収しなければならないエネルギが大きいのに対処するためだだという。