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 NTNは東京モーターショーに、センサを組み込むことで車両の駆動力とタイヤに加わる横力を検知できる「インテリジェントアクスル」を出展した。現在の車両はボディに搭載したヨー速度センサなどを使って横滑り防止に役立てているが、タイヤの動きがブッシュやサスペンションを通じてボディに伝わるため応答の遅れが避けられなかった。ばね下のハブユニット、そしてドライブシャフトで検知するこの機構なら、0.1秒ほどの遅れをほぼゼロにすることができ、従来よりも早く車両を安定させることができる。

 横力を検知するために、ハブユニットに歪みセンサを入れ、駆動力の検知には、等速ジョイントに2つの角度センサを組み込んだ。ドライブシャフトのねじれを二つのセンサの角度差として検知し、駆動力を測る。

 ちなみに東京モーターショーでは、日本精工も横力を検知するハブユニット「マルチセンシングハブユニット軸受」を展示していた。こちらは実際にグリップの変化を波形として実際に確認できるもの。NTNと同様に、より早く車両制御を可能とする。2004年に発表したものだが、会場にはグリップの検出範囲を2倍に拡大し、精度や応答性も向上させた改良品を展示した。

図1◎NTNの「インテリジェントアクスル」。角度センサはドライブシャフトの両端に組み込む。

図2◎ハブユニットに歪みセンサを組み込んで、タイヤに加わる横力を検出。

図3◎等速ジョイントに角度センサを二つ組み込んで、駆動力を検出。