三洋電機は東京モーターショーで、左右で異なる映像を表示できるカー・ナビゲーション・システムを参考出展した。ドライバー側から見ると地図データ、助手席側はDVDやTVなど、異なる映像を同一画面で表示する。2006年の商品化を目指す。
同様のシステムは、富士通テンが実用化しており、トヨタ自動車が2005年9月に部分改良した「アルファード」で採用したほか、富士通テンが2005年11月に発売した市販カーナビ「AVN7905HD」にも搭載している。
三洋電機と富士通テンで、画面表示の方式は異なる。三洋電機は、左右に指向性を持つバックライトを用いた。左右に画面を表示できるのは2次元表示モードのみだが、3次元表示も可能としている。今後は「さらにきれいな表示に仕上げたい」(担当者)という。ディスプレイは、三洋エプソンイメージングデバイスが提供した。横方向の走査線は、右側表示と左側表示の走査線を交互に配置する。一方の富士通テンは、光の透過量を制御する細かいスリットを形成した層を設けて、右側と左側の表示を分けている。