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図1 コンセプトEV「ie:3」
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図2 車内の様子
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図3 2台の携帯機器を非接触充電できる
図3 2台の携帯機器を非接触充電できる
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図4 ie:3に搭載しているLiイオン2次電池のモジュール
図4 ie:3に搭載しているLiイオン2次電池のモジュール
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図5 角型セルは容量が30Ahで電圧は3.6V
図5 角型セルは容量が30Ahで電圧は3.6V
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 米Johnson Controls社は、フランクフルトモーターショー(一般公開9月15日~25日)において、電気自動車(EV)向けの技術を紹介するコンセプト・モデル「ie:3」を出展した(図1)。「2015年ごろに量産されるEVに提供できる技術を盛り込んだ試作車」(同社)との位置付けである。

 HMI(Human Machine Interface)として、ハンドル右側に9型のマルチタッチ対応の液晶ディスプレイと、ハンドル前方に6.5型のディスプレイを配置した(図2)。ハンドル右側の液晶ディスプレイは、カーナビや携帯電話の他、車両に搭載するLiイオン2次電池の残量を確認することにも利用できる。ハンドル前方のディスプレイではカーナビの情報を表示させる。

 この他、車内には非接触充電システムを備えており、2台の携帯機器を充電できるようにした(図3)。非接触充電システムの業界団体であるWireless Power Consortium(WPC)が策定した「Qi(チー)」規格に準拠した技術を採用している。

 搭載するLiイオン2次電池は、米Johnson Controls-Saft(JCS)社製である(図4)。容量は23.7kWhで、216個の角型セルから成る。角型セルの容量は30Ahで、電圧は3.6Vである(図5)。JCS社は2011年4月に開催された上海モーターショーでリン酸鉄リチウムを用いた角型セル品を初披露しているが、今回展示した角型セルは、上海モーターショーで披露したものとは異なる( Tech-On! 関連記事)。

 JCS社でmanaging directorを務めるStefan Suckow氏は「今回披露した角型セルの量産を2013年までには開始したい」とした。