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ソニーが開発した4K×2Kの56型有機ELディスプレイ
ソニーが開発した4K×2Kの56型有機ELディスプレイ
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 ソニー 社長 兼 最高経営責任者(CEO)の平井一夫氏は、日本人記者とのラウンドテーブルでの質問、興味深い答えをした。「社長になって、ソニーらしい部分とは何か」との質問に対して、三つの注目分野、商品を挙げた。

 「一つは4K×2Kの有機EL。音と画質にこだわってきたソニーのものづくりの集大成です。ソニーのDNAが詰まっています。二つ目は組織の壁を壊して作ったスマートフォン。『Xperia Z』は、その第一弾です。今後、もっともっと研ぎ澄まされるものを期待しています。三つ目はデジタル・カメラの『RX1』。フルサイズ・センサの搭載機。センサ、レンズ、カメラも自分で作る、摺り合わせの産物です。ほとんど手作りで、企画担当者が『フルフレームをやりたい』と、潰されないように黙ってやったというのも、とてもソニー的じゃありませんか」。

 今、平井社長の直接の傘下プロジェクトとして、「ウォークマン」のような意味でライフスタイルを変えるであろう、画期的な製品を五つ走らせているという。「私が独断と偏見で選んだ有望商品です。開発に2年もかかるというから、『いや、来年のCESに出す勢いで迅速にやれ』と言いました。失敗しても良いじゃないですか。私は音楽産業出身ですが、レコードでも新人10人のうち当たるのは一人です。リスクを取ってやろうと、決めました」。

 個人的な独断と偏見こそ、ソニーの発展の原動力。ウォークマンだって、元会長の井深大氏の「飛行機の中で音楽を聴きたい」という個人的な欲求から作られたものだ。平井社長の夢に期待したい。「いかにしてソニーを、好奇心を刺激し、感動をもたらす会社にするか。そこからサービス、ものを作っていく。CESでは『BE MOVED(感動!)』のタグラインを展開しています」と平井社長は結んだ。