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図1◎「Corvette Stingray」。これで7代目になる
図1◎「Corvette Stingray」。これで7代目になる
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 米GM社はChevroletブランドのスポーツカー 「Corvette」を全面改良して7代目とし、「The North American International Auto Show(通称:デトロイト・モーターショー)」(米国デトロイト、開催期間は2013年1月14~27日)で発表した(図1)。車名は「Corvette Stingray」、Stingrayがつくのは2代目以来45年振りのことだ。「従来モデルから受け継いだ部品は2個だけ」という徹底した全面改良だ。

 全長4495×全幅1877×全高1235mm、ホイールベースは2710mm。出力質量比はドイツPorsche社の「911 Carrera」、同Audi社の「R8」をしのぐ。米国では、2013年の第3四半期に発売する予定。日本での発売時期は未定。

 車体の骨格はAl(アルミニウム)合金製(図2)。五つの部分に分けられる。前後の真っ直ぐな部分がAlの押し出し材、中央部がAl板のハイドロフォーム材、両者をつなぎ、サスペンションとの接合部ともなる部分が中空のAl鋳物だ(図3)。厚さは部分によって2mmから11mmまで変化する。骨格の剛性は6代目の鋼製のものより57%向上し、45kg軽くなった。ステアリングのブラケットはMg(マグネシウム)合金、AZ91の鋳物、シートの骨格もMg製だ(図4)。

 表皮では、エンジンフードと屋根はCFRP(炭素繊維強化樹脂)製、屋根は外すことができる。フェンダー、ドア、リア・クォーター・パネル、リア・ハッチ・パネルはSMC(シート・モールディング・コンパウンド)製。アンダーボディパネルはカーボン・ナノ・コンポジット製。これらの結果、6代目より17kg軽くなった。

図2◎Al製の骨格。6代目と同じく、ぺリメーターフレームとセンタートンネルを主な構造材にしている
図2◎Al製の骨格。6代目と同じく、ぺリメーターフレームとセンタートンネルを主な構造材にしている
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図3◎各種の製法のAlを場所によって使い分けた。手前から押し出し材、鋳物、ハイドロフォーム材
図3◎各種の製法のAlを場所によって使い分けた。手前から押し出し材、鋳物、ハイドロフォーム材
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図4◎ステアリング支持部。少し青く見えるのがMg製のブラケットだ
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図5◎エンジンのカットモデル。OHVを守り通した
図5◎エンジンのカットモデル。OHVを守り通した
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図6◎7速の手動変速機。変速機メーカーに聞いたところ内製の可能性が高い
図6◎7速の手動変速機。変速機メーカーに聞いたところ内製の可能性が高い
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図7◎駆動系。後ろに変速機があるのが分かる
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