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ZTE社が開発したFirefox OS搭載スマートフォン
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Firefox OSについて発表するMozilla社 CEOのGary Kovacs氏
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開発に参加している企業
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イベントに登壇したQualcomm社 会長 兼 CEOのPaul Jacobs氏
イベントに登壇したQualcomm社 会長 兼 CEOのPaul Jacobs氏
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 米Mozilla社は2013年2月24日、スペインのバルセロナで同月25日から開催される世界最大級の携帯通信関連イベント「Mobile World Congress」に合わせ、同社が開発を進めているオープンソースのスマートフォン向けソフトウエア・プラットフォーム「Firefox OS」に関するイベントを開催した。同イベントでは、Firefox OSの最初の商用ビルドを搭載したスマートフォンの実機を披露した。Firefox OSを搭載する最初の製品は、中国TCL社(ブランドはAlcatel One Touch)、韓国LG Electronics社、中国ZTE社が提供する。中国Huawei Technologies社も2013年後半に製品を投入する予定だ。

 Firefox OSは、以前は「Boot to Gecko(B2G)」と呼ばれていたもの。Webブラウザー「Firefox」のレンダリング・エンジン「Gecko」をLinuxの上で直接動作させる。アプリケーション・ソフトウエアはすべてHTML5で記述する。

 現在のスマートフォンは、米Apple社が提供する「iOS」を搭載する「iPhone」と、米Google社が中心になって提供している「Andorid」の搭載機が2大勢力で、他のソフトウエア・プラットフォームは存在感が薄い。この2強体制の中でFirefox OSがどこまで支持を伸ばせるかを疑問視する向きもあった。しかし今回のイベントで、中南米を中心に従来の予想以上に採用が進む見込みであることが明らかになった。「iPhoneやAndroid搭載機よりも安価な製品を新興国市場に投入したい」という携帯電話事業者の意向にFirefox OSがうまくマッチした格好だ。

 Firefox OSの開発に参加しているのは、KDDIを含む世界17社の主要な携帯通信事業者。最初のFirefox OS搭載スマートフォンは、ブラジル、コロンビア、ハンガリー、メキシコ、モンテネグロ、ポーランド、セルビア、スペイン、ベネズエラで2013年半ばに発売されるという。日本でもこれらの国に続き、KDDIが製品を投入する見込みだ。

 これらの製品はすべて米Qualcomm社の携帯通信用チップセット「Snapdragon」を採用している。イベントには同社 会長 兼 CEOのPaul Jacobs氏も登壇。「Firefox OSの開発に参加できることを光栄に思っている」と述べた。