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導入の経緯を説明する福島県立医科大学の宍戸氏
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Biograph mMR
Biograph mMR
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 シーメンス・ジャパンは、業界で初めてMRIとPETの同時撮影を可能にした同社のMR-PETシステム「Biograph mMR」の国内1号機が稼働を始めたことを、「2013 国際医用画像総合展(ITEM 2013)」(2013年4月12~14日にパシフィコ横浜で開催)の会場で開催した記者会見で明らかにした。2012年11月20日に発足した、ふくしま国際医療科学センター内の先端臨床研究センターに納入され、2013年3月8日に稼働を開始、同年4月1日から保険適用を受けたことで本格的な検査が始まった。

 会見に医療現場からの立場で登壇した、福島県立医科大学 医学部 放射線科の宍戸文男氏は、東京電力福島第1原発事故に触れ、特に福島県の患者に向けては被曝の影響が少ない診断の必要性を指摘。被曝がないMR-PETシステムを同県に導入した意義を説明した。

 Biograph mMRは、3T(テスラ)の強磁場の中でも動作可能なPET検出器を開発したことで、MRIとPETの同時撮影を可能にした装置。MRIとPETの画像を同時に得られるため、両者の画像を完全に一致させることができるのが特徴で、がんや脳疾患に対するより正確な診断や、治療方針の決定に寄与する(関連記事)

 同一位置のMR画像とPET画像を同時に取得し重ね合わせて表示できるという、これまで類似機能のない装置であるため、新技術に相当する「C2区分」で2013年4月1日に保険適用が開始した。