PR
パナソニックの“4K VIERA”「TX-L65WT600」
パナソニックの“4K VIERA”「TX-L65WT600」
[画像のクリックで拡大表示]
パナソニックは55型4K有機ELも出展
パナソニックは55型4K有機ELも出展
[画像のクリックで拡大表示]
東芝は欧州向け4Kテレビのラインナップを一堂に展示した
東芝は欧州向け4Kテレビのラインナップを一堂に展示した
[画像のクリックで拡大表示]
ソニーは狭額縁デザインのBRAVIA X8500シリーズを展示
ソニーは狭額縁デザインのBRAVIA X8500シリーズを展示
[画像のクリックで拡大表示]
Samsung社は110型4K液晶テレビを出展。同社以外にも中国系のいくつかのメーカーが110型を展示していた
Samsung社は110型4K液晶テレビを出展。同社以外にも中国系のいくつかのメーカーが110型を展示していた
[画像のクリックで拡大表示]
55型の4Kテレビもラインナップする
55型の4Kテレビもラインナップする
[画像のクリックで拡大表示]
LG社は77型の湾曲有機ELテレビを展示
LG社は77型の湾曲有機ELテレビを展示
[画像のクリックで拡大表示]
4Kの液晶テレビは第2世代となり、テレビとしての使いやすさも高めた
4Kの液晶テレビは第2世代となり、テレビとしての使いやすさも高めた
[画像のクリックで拡大表示]
9000シリーズの液晶テレビを発表。65型の販売価格は4999ユーロ
9000シリーズの液晶テレビを発表。65型の販売価格は4999ユーロ
[画像のクリックで拡大表示]
ドイツのハイエンドメーカー「LOEWE(レーベ)」の84型4Kテレビ
ドイツのハイエンドメーカー「LOEWE(レーベ)」の84型4Kテレビ
[画像のクリックで拡大表示]
GRUNDIG(グルンディッヒ)も65型4Kテレビの試作機を出展
GRUNDIG(グルンディッヒ)も65型4Kテレビの試作機を出展
[画像のクリックで拡大表示]
トルコのメーカー、VESTELの4Kテレビ
トルコのメーカー、VESTELの4Kテレビ
[画像のクリックで拡大表示]
Haierは84/65/58型のテレビを出展。年末までの発売を予定
Haierは84/65/58型のテレビを出展。年末までの発売を予定
[画像のクリックで拡大表示]
Hisenseは110型の液晶4Kを発表
Hisenseは110型の液晶4Kを発表
[画像のクリックで拡大表示]
中国TCLは手頃なサイズの4Kテレビを提案する
中国TCLは手頃なサイズの4Kテレビを提案する
[画像のクリックで拡大表示]

 IFA2013では世界各国のメーカーが「4Kテレビ」が出展し、4Kテレビのメーカーがいよいよ勢ぞろいしてきたことを印象づけた。日韓メーカーの中には既に昨年のIFA2012で4Kテレビを発表したブランドもあり、今年は第2・第3世代の新商品が登場。画質の完成度にも一日の長を感じさせた。一方で中国や欧州のメーカーが参考出展したプロトタイプ製品にも多くの来場者が関心を寄せ、デモには人だかりができていた。欧州で4K(UltraHD)への関心が一気に高まりそうな機運がみえてきている。

パナソニックが遂に4K参戦

 日本のテレビメーカーのうち、まだ4Kテレビを商品化していなかったパナソニックはIFA2013を舞台に初の“4K VIERA”「TX-L65WT600」を披露した。直後に日本国内の報道発表で4K対応の“スマートビエラ”「TH-L65WT600」が10月中頃に発売されることも明らかになった。

 同社の新しい4KテレビはHDMI2.0の最新規格に準拠。4K/60p信号の入力に対応したほか、色信号を圧縮しない「4:4:4」入力もサポートする。ブースに展示された実機の映像は精細感や色再現性が非常に高かった。

 ほかにも最新バージョンにアップデートした55型有機ELテレビの試作機を展示。有機EL材料の塗布方式は今年のCESで発表したものと同じ「RGBオール印刷方式」で、パナソニックの説明員によればCESの時点ではソニーから供給を受けていたTFTを、自社生産でまかなえる体制も確立したという。パネルのサイズも56型から「当社姫路工場での生産効率の高さから採用した」(説明員)という、55型に変わっている。遠くない時期の商品化が期待される。

 コンシューマー用の4Kテレビをいち早く商品化した東芝は、今年のIFAのブースに50型のプロトタイプを出展した。同社はこれまで4Kの重要性が高まるテレビのサイズは50型以上と主張してきたが、「50型のテレビを試作したところ、4K画質のメリットが十分に得られることがわかった。テレビの設置性におけるメリットも大きくなる」(東芝の説明員)と判断。IFAに出展した試作機の反響もみながら製品化の可能性を探る。日本市場への投入についても、近く正式なアナウンスがありそうだ。

 ソニーは昨年のIFAで“BRAVIA”初の84型4Kテレビを披露した。今年はこれに65/55型のX9000シリーズを加えて商品ラインナップを拡充。さらに、狭額縁のフレームを採用したX8500シリーズにも65/55型の2モデルを追加し、意気込みを見せた。他にも4K対応ホームプロジェクターや56型有機ELの試作機、4Kカムコーダー、4KマスターのBDコンテンツなども一堂に揃え、総合力をアピールした。

Samsungは大型モデルのラインナップを拡充

 韓国Samsung Electronics社は4K液晶テレビ「S9」シリーズの大型モデルを拡充してきた。現行の85型に加えて、98型と110型を商品化。これに65/55型の新シリーズも加わったことで広範な品揃えを展開。有機ELを使った4Kテレビには55型のフラットタイプと湾曲タイプを用意。映像にはまだ若干のノイズが散見され、色合いもコントラスト感が少し強すぎるように感じられるシーンもあったが、深い黒色の表現力は有機ELならではだった。

 韓国LG Electronics社は77型の湾曲タイプの4K有機ELテレビを初披露した。4Kパネルの外部供給を含めて取り組みの早かった同社は、自社商品の完成度を一層高めつつある。そのことを実感させるのが、新商品の65/55型「LA9700」シリーズだ。直下型バックライトによるローカルディミングに対応したことで、緻密な輝度コントロールを実現。本体に「HEVC」のデコーダを内蔵して、USB経由でも4Kコンテンツをダイレクト再生できる機能も面白い。

欧州の雄・フィリップスも4Kテレビ

 オランダRoyal Philips Electronics社はブランド初の4Kテレビ「9000」シリーズを発表した。本体フレームの外周にLEDランプを配置し、色と明るさを調節することで画面にうつる映像のコントラスト感を高める「Ambilight」テクノロジーは、同社が長らく薄型テレビで取り組んでいるユニークな機能だ。展示スタッフによれば「4K映像の視聴感の向上にも効果がある」という。ラインナップは84/65型の2機種。65型の販売価格を4999ユーロ(約65万円)と、手頃な価格帯に設定することで「Philips=4K」のイメージを浸透させる狙いだ。

 他の欧州メーカーも4Kテレビに積極的な取り組みを見せている。ドイツのハイエンドブランドであるLOEWE(レーベ)は84型、GRUNDIG(グルンディッヒ)も65型のテレビを参考展示。またトルコのVESTELは84/65/50型の3サイズで商品をみせた。

 ほかにもHaierやHisense、TCLなど中国メーカーも4Kテレビ市場への参入へ気を吐く。画質には進化の余地を残すものの、豊富なサイズ展開を含めたトレンドへの迅速な対応力は決してあなどれない。