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図1 IDF初日の基調講演は、CEOに就任したBrian Krzanich氏と、Presidentに就任したRenee James氏が担当した
図1 IDF初日の基調講演は、CEOに就任したBrian Krzanich氏と、Presidentに就任したRenee James氏が担当した
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図2 14nm世代のマイクロプロセサ「Broadwell」が動作す図2 14nm世代のマイクロプロセサ「Broadwell」が動作する様子を公開る様子を公開
図2 14nm世代のマイクロプロセサ「Broadwell」が動作す図2 14nm世代のマイクロプロセサ「Broadwell」が動作する様子を公開る様子を公開
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図3 22nmのAtom SoCとLTE対応モデム・チップを搭載した世界最初のスマートフォンを見せた
図3 22nmのAtom SoCとLTE対応モデム・チップを搭載した世界最初のスマートフォンを見せた
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 米Intel社のChief Executive OfficerであるBrian Krzanich氏が、「Intel Developer Forum 2013」(2013年9月10~12日、米国・サンフランシスコ)の基調講演に登壇した。2013年5月に就任したKrzanich氏にとって、CEOとして臨む初めてのIDFである。Krzanich氏は「我々の戦略はシンプルだ。コンピューティングの全セグメントでリードしていく」などと語り、14nm世代に微細化する次世代マイクロプロセサ「Broadwell」や、LTE-Advancedに対応するモデムなどを実演した。

 現行のCoreマイクロプロセサ「Haswell」(開発コード名)の次世代品と位置付けられるBroadwellは、Haswellのマイクロアーキテクチャを踏襲しながら、製造技術を22nm世代から14nm世代に微細化するものである。Krzanich氏は基調講演の中で、Broadwellを搭載したノート・パソコンが動作する様子を初めて公開し、計画通りに量産開始予定であると宣言した(Tech-On!の関連記事)。

 タブレット端末の分野では、Intel社は22nm世代の技術で製造するAtomプロセサ「Bay Trail」(開発コード名)を投入する予定である。Krzanich氏は「2013年の年末商戦では、100米ドル以下のIntelベースのタブレット端末が登場するだろう」と予告した。

 スマートフォン分野では、22nm世代のAtom SoC「Merrifield(開発コード名)」と、Intel社のLTE対応モデム・チップを搭載した最初の端末を公開した。「現在のLTE対応モデム・チップは、LTEはデータ通信のみに対応している。LTEの音声通話にも対応した品種を2013年末に投入する」(Krzanich氏)という。さらに、LTE-Advancedで導入されるキャリア・アグリゲーション技術に対応したモデム・チップ「XMM 7260」が動作する様子を見せ、これを2014年に投入することを明らかにした。

 Atom製品群の微細化スケジュールについても言及した。「Airmont」マイクロアーキテクチャのCPUコアを搭載する14nm世代の製品は「計画通り2014年に投入する」(Krzanich氏)という。

 まったく新しい発表となったのが、ウエアラブル端末などに向けた低電力版SoC「Quark」だ(Tech-On!の関連記事)。ネットワークへの接続機能を備えつつ低消費電力であることが求められる一方、演算性能はAtomよりも低くて構わない分野を想定する。アーキテクチャを公開して回路をシンセサイザブル(合成可能)にするなど、新しいビジネスモデルでQuarkを提供する考えだ。