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展示パネルとモジュール
展示パネルとモジュール
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 村田製作所は「CEATEC JAPAN 2013」(2013年10月1~5日、幕張メッセ)において60GHz帯を使って通信するWiGig(IEEE802.11ad)対応のアンテナRF IC一体モジュールを展示している。

 WiGig(11ad)は変調方式として二つが規定されており、シングル・キャリアの場合に最大4.6Gビット/秒、OFDMの場合に最大6.75Gビット/秒の伝送速度を実現できる。2014年より無線LANアクセス・ポイントやセットトップ・ボックスなどの大型の機器、2015年からスマートフォンなどのモバイル機器への搭載が期待されている。

 2.4GHzや5GHzを利用する無線LANのシステムでは、アンテナとRF ICは別モジュールとして用意されるのが一般的である。アンテナのサイズが大きいことに加えて、アンテナからRF ICまでの間の配線の距離があっても減衰が許容できるためだ。しかし、60GHzではすぐに減衰してしまうため、アンテナとRF ICの距離を極力近づける必要がある。そこで村田製作所はこうしたモジュールを開発したという。

 展示していたのはスマートフォンに搭載可能なモジュールのモックアップ。表面方向と側面方向のアンテナを並べ、半球方向であればどの方向にもビームを形成できる。「モジュールにはRF ICが含まれるが村田製作所はRF ICを持っていないため、他社のRF ICを内蔵することを予定している」(同社)という。