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ロームの説明パネル
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ロームの「HD-PLC」insideチップを搭載したミツミ電機のモジュール
ロームの「HD-PLC」insideチップを搭載したミツミ電機のモジュール
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 ロームとミツミ電機は「CEATEC JAPAN 2013」(2013年10月1~5日、幕張メッセ)においてそれぞれ、『「HD-PLC」inside』に準拠したLSIと、このLSIを搭載したモジュール製品を展示している。

 「HD-PLC」insideは、高速電力線通信『「HD-PLC」IEEE1901 Complete』の軽量版。生活家電機器や太陽光発電システム、蓄電システム、産業システムなどで使うことを目的とした定められた規格である。「HD-PLC」IEEE1901 Completeから機能を削ったもので、最大伝送速度が106Mビット/秒に制限される(「HD-PLC」Completeは240Mビット/秒)、Ethernetコントローラを搭載しないなど機能が省かれている。このため、通信用のマイコンの機能と外部メモリが削減でき、システム・コストを減らせる。さらに、定期的にスリープする省電力機構も備え、HD-PLCと比較して消費電力を1/30に抑えられるという。ただし、「HD-PLC」inside機器はネットワークにつながる機器と単独では通信できず、「HD-PLC」Complete機器の助けを借りて通信する仕様となっている。

 今回、ロームが展示したのは、ARM7DMIコアを内蔵することでTCP/IPやECOHNET Liteなどの処理を同じチップ内で処理可能な「HD-PLC」insideのLSIである。生活家電や産業システムの開発者は、既存システムから大幅な変更なく、機器をネットワーク対応にできる。「HD-PLC」insideの通信回路にはパナソニック システムネットワークスからライセンス供与を受けたものを利用している。LSIの基本設計は既に完了しており、2014年6月より量産をする計画である。どうやら、2014年秋頃に搭載製品が登場するもようだ。