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図1◎FCVのコンセプト車「TOYOTA FCV COCEPT」の外観(青色のボディー)。
図1◎FCVのコンセプト車「TOYOTA FCV COCEPT」の外観(青色のボディー)。
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図2◎TOYOTA FCV COCEPTのプラットフォーム。FCVの駆動に必要な部品を床下に配置した。
図2◎TOYOTA FCV COCEPTのプラットフォーム。FCVの駆動に必要な部品を床下に配置した。
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 トヨタ自動車は、2015年に市販する計画の燃料電池車(FCV)のコンセプトモデル「TOYOTA FCV CONCEPT」を、「第43回東京モーターショー2013」(一般公開2013年11月22~12月1日、東京ビッグサイト)に出展した(図1)。燃料電池スタックの単位体積当たりの出力密度(以下、出力密度)を高めるなどしてコンパクト化を実現。セダンタイプの大きさ(小ささ)の車体に搭載できるようにした。

 新しい燃料電池スタックは出力密度を3kW/Lと、SUVタイプのFCV「トヨタFCHV-adv」に搭載した現行の燃料電池スタックのそれの2倍以上に高めた。粒径数μmレベルの白金系触媒を凝縮させずに塗布する技術を使った、電極の形成技術が出力密度の向上に大きく寄与したという。

 加えて、FCシステムに高効率の昇圧コンバータ(DC-DCコンバータ)を搭載。昇圧コンバータで燃料電池の電圧を高め、モータの回転数を引き上げて高出力化する方法を採用した。この方法により、駆動用モータを小型化し、燃料電池のセルの枚数を減らして燃料電池スタックのコンパクト化を図った。なお、コンパクトでありながらも、燃料電池スタックの出力は100kW以上を確保している。

 燃料電池スタックは、プラットフォームの床下部分に配置(図2)。併せて、70MPaの高圧水素タンク2本と2次電池も床下部分に配した。これにより低重心となり、操縦安定性など走行性能が高まるという。

 燃料の水素を満充填するために要する時間は3分程度と、ガソリン車並みに短い。また、満充填にしたときの実用航続距離は500kmで、JC08モードでは700kmに達するという。

 コンセプトモデルの大きさは、全長4870×全幅1810×全高1535mm。ホイールベースは2780mm。乗車定員は4人。