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「STM32 Nucleo」
STMicroのデータ。
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 伊仏合弁STMicroelectronics社は、Cortex-Mコアをベースにしたマイコン「STM32ファミリ」向けに、新たな開発ボード「STM32 Nucleo」シリーズを発表した(ニュース・リリース1)。10.32米ドルからと安価なことが特徴である。

 組み込み開発でよく知られたArduinoやmbedとの互換性を持つ。具体的には、Arduino準拠のシールド(サブボード/モジュール)を挿せるヘッダー(コネクタ)を備える。またmbed準拠の各種ソフトウエアを利用できるという。

 Nucleo向けにSTMicro自身もシールドを開発する。Bluetooth LEや無線LAN、GPS、MEMSマイクを使った録音、近接センシング、無線制御などの機能のシールドを用意する計画である。また、STMicroの「Morpho」のヘッダーも備えていて、マイコン内部のほとんどの周辺回路にアクセスできる。

 Nucleoの最初の4製品は、STM32 F1(Cortex-M3ベースの汎用マイコン)、L1(Cortex-M3ベースの低電力マイコン)、F4(Cortex-M4Fベースのハイエンドマイコン)、F0バリューライン(Cortex-M0ベースの廉価版マイコン)向けである。これらは、2014年2月25日~27日にドイツのNurembergで開催の「Embedded Word 2014」に出品される。価格は10.32米ドルから。2014年第2四半期には、F3(Cortex-M4Fベースのマイコン)、L0(Cortex-M0+ベースのマイコン)、F0のバリューライン以外のマイコン(Cortex-M0ベースのマイコン)向けのNucleoも登場する。

冷蔵庫や水道メーターもNFC対応

「M24SR discovery」
STMicroのデータ。
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 STMicroは、Embedded Word 2014でもう一つ新たな開発ボードを披露する。NFC(Near Field Communication)ベースのIoT(Internet of Things)機器の開発に向けた「M24SR discovery」である(ニュース・リリース2)。スポーツウォッチや、スピーカ、洗濯機、水道メータなど、各種電子機器にNFC機能を追加することを想定した開発ボードだという。

 このボードの中核となるのは、同社のNFC/RFIDタグIC「M24SR64-Y」である。さらに同ボードには、32ビットマイコン(STM32 F1)や13.56MHzアンテナ、カラーLCD、USBコネクタ、JTAGコネクタ、メニュー選択用のジョイスティックが搭載されている。このボードを使うことで、タップ・アンド・ペア、URL接続、SMS・メール送信、名刺ダウンロードといったNFCのユースケースを理解することができるという。

 M24SR discoveryには、上位製品(プレミアム版)もある。オーディオ出力とヘッドセットが付属するBluetoothモジュールが追加されていて、スマートフォンとオーディオ機器をM24SRでBluetoothペアリングすることを実現できる。

 STMicroは、Embedded Word 2014の同社ブース来場者を対象に、事前にWebサイト経由で申し込んだ人に対してSTM32 NucleoやM24SR discoveryを無償提供する(人数制限あり)。