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Maurizio Skerlj氏 同氏の左側に見えるのは、XMC1000を使ったモーター制御のデモンストレーションである。日経エレクトロニクスが撮影。
Maurizio Skerlj氏 同氏の左側に見えるのは、XMC1000を使ったモーター制御のデモンストレーションである。日経エレクトロニクスが撮影。
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「XMC 2Go」 赤いボードの右側に載っている小さな黒いパッケージが24ピンVQFNに入ったXMC1100。左のやや大きなパッケージがXMC4000。ボードの左はXMC 2Goを収めた紙製のボックスである。日経エレクトロニクスが撮影。
「XMC 2Go」 赤いボードの右側に載っている小さな黒いパッケージが24ピンVQFNに入ったXMC1100。左のやや大きなパッケージがXMC4000。ボードの左はXMC 2Goを収めた紙製のボックスである。日経エレクトロニクスが撮影。
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 独Infineon Technologiesは、ドイツのニュルンベルクで開催中の組み込み開発の展示会「Embedded World 2014」で、Cortex-M0ベースのマイコン「XMC1000シリーズ」の量産出荷を開始したことを発表した(ニュース・リリース)。同社はXMC1000の最初の正式発表を2013年1月に行っている(Tech-On!関連記事)。

 今回のEmbedded World 2014では、量産出荷開始と共に新たに小型パッケージを用意したことも発表した。これまでは16ピン/28ピン/38ピンのTSSOPパッケージが用意されていたが(量産出荷が始まったのはこのパッケージ封止品)、最も小さな16ピンパッケージでも大きさは4.4mm×5mmだった(ピンピッチは0.65mm)。

 新たに発表されたパッケージは、24ピンVQFN(Very Thin Quad Flat No Leads)と40ピンVQFNである。前者の大きさは4mm×4mm(ピンピッチは0.5mm)で、16ピンTSSOPよりも小さい。後者の40ピンVQFNはピンピッチを0.4mmにしたことで、大きさは16ピンTSSOPよりも若干大きい5mm×5mmに収めた。

 24ピンVQFNパッケージ封止のXMC1000は最大64Kバイトのフラッシュメモリーを、40ピンVQFNパッケージ封止のXMC1000は最大200Kバイトのフラッシュメモリーをそれぞれ内蔵する。「こうした小さなパッケージでこのような大きな規模のフラッシュメモリーを内蔵したマイコンは、今回が初めて」(InfineonのMaurizio Skerlj氏、Senior Director, Industrial & Multimarket Microcontrollers)。

 Skerlj氏によれば、XMC1000は市場にあるCortex-M0マイコンの中では性能が高く、LED照明制御、モーター制御、デジタル電源制御に特に向くという。Embedded World 2014の同社ブースではモーター制御のデモンストレーションなどを見せていた。24ピンVQFNパッケージ封止のXMC1000のサンプルは現在出荷中である。24ピンと40ピンのVQFNパッケージ封止のXMC1000の量産出荷は2014年第4四半期の予定。

 さらに同社は、Embedded World 2014で、24ピンVQFNパッケージ封止のXMC1100(フラッシュメモリー容量は64Kバイト)を搭載したスターターキット「XMC 2Go」を披露した。大きさは14.0mm×38.5mmで一般的なUSBメモリースティックよりもかなり小さい。アプリケーションはXMC1100で稼働するが、XMC 2Goにはデバグ用のマイコンとして同社のXMC4000(Cortex-M4Fベース)も載っている。XMC 2Goの電源はmicroUSB経由で供給する。