PR
講演する別所氏
講演する別所氏
[画像のクリックで拡大表示]

 「病気になったら見る」情報サービスから、「予防に役立つ」情報サービスへ――。

 ヤフー 執行役員社長室長の別所直哉氏は、2014年7月7日開催の「医療ビッグデータ・サミット2014」(主催:日経デジタルヘルス)で「ヤフーが取り組むITと病気予防のヘルスケア ~「HealthData Lab」プロジェクトについて~」と題して講演し、同社のヘルスケア事業の方向性について、このように語った。

病気になってから利用するサービス

 日本最大級のポータルサイトを運営するヤフーは、医療・ヘルスケア分野では、有益な情報の提供などを通じ、国民医療費の削減に寄与することを目指している。同社が運営する健康情報ポータルサイト「Yahoo!ヘルスケア」では、病院や薬の情報を検索したり、健康にまつわるコラムを読んだりできる。

 別所氏は「医師と患者の情報量のギャップを埋めたい。Cmax(最高血中濃度到達時間)、T-half(血中の薬物濃度が1/2に減るまでに要する時間)といった言葉を患者も知っている状態が理想」と語る。

 この他、薬の服用管理ができるモバイル向けアプリの提供や、医薬品を扱うEC(電子商取引)サイトの運営などにも取り組んでいる。しかし、同社のサービスは、家族や本人が病気になってから利用するものが多く、現時点では、予防に役立つサービスが少なかった。