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 富士ゼロックスは、2014年7月16~18日に東京ビッグサイトで開催された「国際モダンホスピタルショウ2014」において、病院が紙や電子で保管する各種診療記録の二次利用を効率化するシステムを参考出展した。例えば、手書きの問診表からアレルギー情報などの必要な情報をOCRを利用して抽出し、別システムの電子カルテとひもづけることもできる。これにより、従来は問診票を別途参照しなければ確認できなかった患者のアレルギー情報を診察中の電子カルテと同じ画面でチェックし、薬の処方の際に注意喚起できるようになるという。

 医療現場でのIT活用は進んできているが、電子カルテや検査システム、会計システムといった複数のシステムが、それぞれ独自の形式で情報を保存している。一方で、これらの情報を二次利用することで、医療の質向上などにつなげようとするニーズも高まってきている。しかし、複数のシステムにまたがるデータを二次利用するためには、手作業で目視や確認、集計するといった作業が必要になる課題があった。

 今回のシステムの基盤となるのが、富士ゼロックスの診療記録統合管理ソリューション「Apeos PEMaster ProRecord Medical」。病院内で日々発生する膨大な量の診療記録を収集・整理して一元管理するソリューションである。紙・電子を問わずさまざまな媒体・形式で作られた診療情報を統合管理できる。同ソリューションを利用して一元管理している記録から必要な情報を抽出することで、文書の二次利用を可能にする。

 富士ゼロックスは、今回のシステムを作り込むに当たり、津山中央病院(岡山県津山市)と共同で評価実験を進めてきた。津山中央病院の診療録管理室では、問診票からの情報抽出について実証済で、必要な情報を抽出できることを確認できたとする。既に同病院に今回のシステムを導入しており、今後は、問診票のデータベース化を開始し、電子カルテとひもづけて利用する事などを検討しているという。

■変更履歴
記事初出時、本記事内容とは別の展示物に関する写真が2点掲載されていました。お詫びして訂正します。当該写真は削除済みです。