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上手な授乳法を教えてくれる哺乳瓶

米Blue Spark Technologies社が開発した乳幼児用の体温センサー。価格は未定、2015年2月に米国で販売を開始する
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 Cerevoとは方向性が少し異なるものの、CES Unveiledの会場ではフィットネスや健康管理の用途に向けたIoT関連端末が多く見られた。心拍や活動量を計測できるリストバンド型の端末は代表的な例だ。日常生活の特定の利用シーンを想定し、用途を特化した端末で具体的なユースケースを提案する動きが目立った。

 例えば、子育てする親をターゲットにしたセンサーである。米Blue Spark Technologies社は、皮膚に貼り付けることで乳幼児の体温を計測できるセンサー「TEMP TRAQ」を開発した。温度センサーを搭載し、10秒ごとに体温を計測。取得したデータはBluetoothでスマホに送ることで、アプリで子供の体温を管理できる。

フランスのSlow Control社が開発した哺乳瓶用のセンサー端末。2015年7月にも提供を始める予定で、価格は99米ドル以下になる見込み
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 フランスのSlow Control社が開発したのは、哺乳瓶用のセンサー端末である。名称は、「BabyGLGL」。哺乳瓶を差し込んで使う。加速度・角速度センサーを搭載しており、授乳の際に哺乳瓶の傾きを計測できる。このデータをスマホのアプリに無線で送ることで、適切な傾きでミルクを飲ませているかどうかを可視化することが可能だ。哺乳瓶の重さも測ることができ、それらの情報を総合して子供の食事状況をデータとして把握し、育児に役立てるというわけだ。

 このほか、植物の生育状態に合わせて自動で水やりをしてくれる植木鉢や、室内の温度や湿度や、活動量計で計測した身体の状況といったセンシング情報に合わせて適切な明るさや色に自動で調整するLED電球などもあった。いずれも無線通信でスマホと連動する仕組みだ。

電球ソケットに取り付けられる全天球カメラ

 リアルな世界を画像データとして取り込むデジタルカメラの分野では、この1~2年で開発が活発になっている周囲の360度を撮影できる全天球カメラが多く登場している。

フランスのGiroptic社が開発した全天球カメラ「360cam」。ソケットに差し込めるアダプターを取り付けたところ。360cam本体の価格は499米ドル、ソケットに差し込めるアダプターの価格は79米ドル
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 フランスのGiroptic社は、周囲360度を撮影できる全天球カメラ「360cam」を展示した。内蔵する三つのカメラで2048×1024画素、30フレーム/秒の全天球動画を撮れる。内蔵のモーションセンサーを利用して、ブレ補正することが可能だという。

 このカメラは、取り替え可能なアダプターを備えることが大きな特徴の一つだ。例えば、電球ソケット(電球口)に差し込んでカメラに電力を供給するためのアダプターを用意する。カメラ本体に内蔵した無線LANで撮影した動画を送信可能である。Ethernet端子を備えたアダプターもある。監視カメラのような安定した映像伝送を求められる用途では、有線のEthernet接続が向くとみている。この場合は、Ethernetケーブルを通じて電力を供給できるPoE(Power over Ethernet)で電力を供給する。