人とくるまのテクノロジー展 2015
2015年5月20日(水)~5月22日(金)、パシフィコ横浜で開催
目次
-
相対精度を保証、車載ECU向けにKOAが2個入りのチップ型薄膜抵抗器
KOAは、車載ECU向けに開発した「薄膜チップネットワーク」を「人とくるまのテクノロジー展2015」(パシフィコ横浜、2015年5月20日~22日)で参考出品した。センサー後段などの電流検出抵抗とオペアンプ間に入れる。
-
アイドリングストップに大容量キャパシターなしで対応、Cypressが昇降圧型DC-DCコンIC
米Cypress Semiconductor社は、車載向けの昇降圧型DC-DCコンバーターIC「S6BP20xA」を「人とくるまのテクノロジー展2015」(パシフィコ横浜、2015年5月20日~22日)で参考出品した。コールドクランクやアイドリングストップに伴うバッテリーの低下時にも、大容量コンデン…
-
京浜精密工業、モーター1個でシフト、セレクト両方を操作する変速機アクチュエーター
京浜精密工業は、モーター1個でシフト(手動のシフトレバーで言うと前後の動き)、セレクト(左右の動き)両方を操作する変速機アクチュエーターを開発した。
-
OBRIST Powertrain社、クランク軸が2本ある2気筒エンジンを使ったハイブリッド車を提案
オートストリアObrist Powertrain社は、ハイブリッドシステム「HyperHybrid」を提案した。
-
愛三工業、消費電力が従来比20%少ない燃料ポンプをトヨタ「アクア」に搭載
愛三工業は消費電力が従来に比べて20%少ない燃料ポンプを開発した。トヨタ自動車が「アクア」の一部仕様に搭載を始めた。
-
豊田自動織機、トヨタ「MIRAI」用に納めた空気圧縮機を展示
豊田自動織機は、トヨタ自動車のFCEV(燃料電池車)「MIRAI」用に納めた空気圧縮機を展示した。燃料電池セルは面積当たりの発電量を増やすため加圧したチャンバー内で使う。このため供給する空気の圧力を高めてからチャンバーに送り込む。
-
NTN、後輪独立操舵システムの性能を向上し、小さく軽く
NTNは、開発中の後輪独立操舵システムを小さく軽くした試作品を「人とくるまのテクノロジー展2015」に展示した。最大操舵速度、最大操舵角も上げた。
-
不二空機、作業者への反力が小さい電動ナットランナー
不二空機は「人とくるまのテクノロジー展2015」で、作業者への反力が小さい電動ナットランナー「E-PULSE」を展示した。締め付けトルクを制御するコントローラーとセットで使うことで、締め付け時の作業者への負担を少なくできる。
-
トヨタの高熱効率エンジン、直噴ターボにも拡大
トヨタ自動車は「人とくるまのテクノロジー展2015」で、アトキンソンサイクルを採用した高熱効率の直噴ターボガソリンエンジン2種類を出展した。「オーリス」に搭載した排気量1.2L「8NR-FTS」、「レクサスNX」に搭載した2.0Lの「8AR-FTS」である。いずれも圧縮比は10.0で、最大熱効率は…
-
Henkel社の発泡制振材、日本の自動車メーカーが高級車に初採用
ドイツHenkel社の日本法人であるヘンケルジャパンは、「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20~22日、パシフィコ横浜)に、新開発の発泡制振材を取り付けたドアの試作品を展示した。
-
Ubisenseの位置測定システム、日本の自動車メーカーが組み立てラインに導入へ
英Ubisenseグループの日本法人であるユビセンスは、「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20~22日、パシフィコ横浜)で、UWB(超広帯域)無線を利用したリアルタイム位置測定システムのデモを行った。
-
おかやま次世代自動車技術研究開発センター、EV「OVEC-TWO」を初公開
岡山県産業振興財団のおかやま次世代自動車技術研究開発センターは部品メーカーなど16社が共同で開発したインホイールモーターを搭載する改造EV(電気自動車)「OVEC-TWO」を初公開した。
-
ジェイテクト、スカイビング機能を搭載したMCでトルセンを加工
ジェイテクトはスカイビング機能を搭載した同社製のMC(マシニングセンター)でトルセンのサイドギアを加工していることを明らかにした。
-
Valeo社、水冷48Vの電動スーパーチャージャーを世界初展示
フランスValeo社は、水冷48Vの電動スーパーチャージャーを世界で初めて展示した。2015年末に生産を始め、2016年にはドイツAudi社が搭載車を発売する予定。
-
「カローラ」の自動ブレーキは前も後ろも衝突回避、新制御採用
トヨタ自動車は、2015年4月に発売した「カローラ」に搭載する自動ブレーキ「Safety Sence C」で、作動車速域を80km/hまで対応させたことに加えて、後続車と衝突しにくくする技術を新しく採用した。ストップランプを早めに点灯させる技術や、前方障害物の近くで止める技術である。
-
次期「プリウス」のエンジンは熱効率40%達成、カギはクールドEGR
冷却損失8%減、タンブル比2.8
トヨタ自動車が、2015年内に発売予定の次期「プリウス」に搭載するガソリンエンジンの最高熱効率は40%に達する見込みだ。EGR(排ガス再循環)の限界を現行プリウスの21%から28%に高めるなどして実現する。熱効率40%は、量産ガソリンエンジンとして「世界最高」。
-
豊田自動織機、ストップランプやシャークフィンを一体化した樹脂ルーフを提案
豊田自動織機は、ハイマウントストップランプやシャークフィンを一体化したポリカーボネート(PC)製の多機能樹脂ルーフの試作品を、「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20~22日、パシフィコ横浜)に出展した。
-
レーザー方式で鮮明に、三菱電機のヘッドアップディスプレー
三菱電機は、クルマのフロントガラスに映像を直接投射するヘッドアップディスプレー(HUD)のデモンストレーションを「人とくるまのテクノロジー展2015で披露した。デモでは、計画の液晶パネル方式とレーザースキャン方式の2種類を用意した。
-
複雑な連成解析をタブレット端末で“実行”
Webアプリケーションを自作できる「COMSOL Multiphysics」
市販のタブレット端末で複雑なコンピューター解析の計算を実行したり、結果を閲覧したりできる。従来は考えられなかったようなことが、スウェーデンCOMSOL社の連成解析ソフト「COMSOL Multiphysics」では可能だという。同ソフトの日本総代理店である計測エンジニアリングシステム(本社東京)が…
-
リケン、Siを20%含むAl合金で、S25Cに迫る引っ張り強さ
リケンはSi(シリコン)を20%含むAl(アルミニウム)合金「SHORIK」を使った部品を展示した。SHORIKの1種である「ASCM20-5Fe」の場合、通常のAl合金では強さの落ちる150℃でも引っ張り強さは400MPa以上ある。