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住友理工のSRセンサー
住友理工のSRセンサー
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脈波を測れる可能性がある
脈波を測れる可能性がある
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エフ・アイ・ティー・パシフィックのバイタルピース(パソコンの左側および手前に置いてある端末)
エフ・アイ・ティー・パシフィックのバイタルピース(パソコンの左側および手前に置いてある端末)
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 運転手の脈波や呼吸、体動などのバイタルデータを、運転手が座るシートが“そっと”測定し、強い眠気などを検出した場合にはアラートを出す――。「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20~22日、パシフィコ横浜)では、そんな利用シーンを想定した技術展示が相次いだ。

導電性ゴムを活用

 導電性ゴム製センサーをシートに埋め込み、運転手の脈波を測る。「SR(Smart Rubber)センサー」を出展し、そんなスタイルを提案したのが住友理工である。

 SRセンサーは、柔軟で伸ばしても導電特性がほぼ変化しないという独自のゴム材料を電極に使った、静電容量式センサー。同社はこのゴム材料を使い、ベッドやクッションに内蔵することで手軽に体圧分布を測れるようにした「SRソフトビジョン」を、高齢者介護などの用途で販売中だ。車椅子のクッションに内蔵し、腰かけた時の体圧分布を測って負荷軽減につなげたり、ベッドに内蔵して床ずれ予防につなげるといった使い方である。

 同センサーを自動車のシートに内蔵すれば、運転手の体圧分布から運転時の姿勢などを測れる。さらに、脈波を測れる可能性もあるという。同センサーを椅子に貼り付け、腰かけた人の大腿部から信号を取得したところ、脈波とみられる周波数成分を検出した。今後、大学との共同研究を通じて、脈波測定の可能性を検証する。