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 東京都健康長寿医療センター研究所 研究副部長の青柳幸利氏は「『ウエアラブル』の本質を議論する 2015 ~“使い手”の視点から真価を探る~」(2015年5月26日、主催:日経デジタルヘルス)において、ウエアラブルデバイスを使って運動と健康の関係を追跡調査した「中之条研究」について講演した。

 中之条研究は、群馬県吾妻郡中之条町で15年にわたって続けられているもの。アンケートや健康審査、体力測定といった一般的な調査に加えて、ウエアラブルデバイス(加速度センサー付き身体活動計)を使ってデータを収集している点が特徴だ。

 研究では、65歳以上の人に入浴時以外の24時間、身体活動計を身に着けて生活してもらう。健康と生活スタイルの関係を調べる研究では、運動に焦点が当たることが多い。だが、「1日の中で運動しているのはほんのわずかな時間。これでは生活習慣とは言えない。健康長寿のために本当に重要なのは日常生活の過ごし方だ」(青柳氏)。身体活動計の客観的なデータを利用して健康に良い運動の量、質、タイミングが分かれば、内容自体は何をやってもいいという運動の基準が作れるはずだとした。

講演する青柳氏
講演する青柳氏