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講演する石見氏
講演する石見氏
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医師の集合知を社会へ還元

 石見氏がメドピア(当初はメディカル・オブリージュ)を創業したのは2004年。MedPeerの開設は2007年だ。会員数は2015年3月時点で約7万7000人にまで増え、「国内唯一の医師目線のソーシャルメディア」としての知名度を確立した。

 だがこれまでの取り組みは、MedPeerの歩みの第1ステップにすぎないと石見氏は話す。次のステップは「集合知の発信、そして新たな臨床体験の提供」だという。

 “新たな臨床体験”とは例えば、MedPeer会員の医師の集合知と、全国の診療所の電子カルテなどの臨床情報をビッグデータとして統合し、全国の患者一人ひとりがその情報基盤に個人の情報端末からアクセスできるような仕組みを指す。日本では「EHR/PHRが(他とつながらず)孤立してしまっている」。その状況を変えることを狙う取り組みだ。そこでは、これまでMedPeer会員だけが閲覧できた情報、例えば薬剤評価の情報を一般の患者にも開放するなどし、「医師と患者のコミュニケーションを支援していく」。