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講演する石見氏
講演する石見氏
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民間のビッグデータとも連携

 さらには、スマートフォンやウエアラブル機器などを通じて収集される“ヘルスケアビッグデータ”にも、MedPeerの集合知を提供する構想を持つ。これによって生まれるヘルスケアビッグデータの解析基盤は「臨床研究や医療経済学の研究に利用できる」ものになるという。このような形でMedPeerというプラットフォームを「積極的に外に開放することで、何よりも患者個々人の納得感というアウトカムの改善につなげたい。これがないとその先には進めない」。

 今後重視する“リアルな場”の醸成に関しては、ヘルスケアテクノロジー(healthcare technology)分野のプレーヤーを国内外から招いて開催するイベント「Health 2.0 Japan」を運営していくことを紹介した。「これまでは新たなチャレンジ(に挑む動き)が少なかった」と話す医療業界における、知の共有や連携の場とする狙いだ。

 石見氏が夢見るのは「一人の患者を世界中の医師や医療従事者が“寄り集まって診る”世界」だという。それぞれの患者が、自分の健康情報や診療情報を匿名化した上で世界中の医師の“遠隔診療”を受けられる――。MedPeerが目指すのは、そんな時代を導くITヘルスケア基盤だ。