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各省の受賞者による記念撮影
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「洗ってネット」の使用例を説明。患者は病院職員によるダミー
「洗ってネット」の使用例を説明。患者は病院職員によるダミー
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 「国際モダンホスピタルショウ2015」(2015年7月15~17日、東京ビッグサイト)では、特別企画「第8回 こんなものを作ってみました!看護のアイデアde賞」が実施された。看護業務やその周辺の課題に対して、看護師など医療従事者の視点で着想されたアイデアを競うものだ(日経デジタルヘルスの関連解説「看護イノベーション、始まる」)。

 25点の応募の中からグランプリに選ばれたのは、社会医療法人若弘会 若草第一病院が提案した、外傷救急処置具「洗ってネット」。同施設は救急病院であり、年間約6000件の救急搬送のうち約34%が外傷を伴っている患者であるという。そこで課題となっていた点の解決を図るものだ。

 これまで、搬送時に患者の傷に付着した汚れや異物を取り除くために、ストレッチャー上で水や生理的食塩水を使って洗浄していた。しかし、排液を膿盆(受け皿)で受けたり、吸収パットに吸収させたりするため、看護師などの人手を多く要する上、排液や血液が周囲に飛び散り感染の原因になることがあったという。

 そこで提案したのが「洗ってネット」である。プラスチック製の補助板にステンレスの魚釣り網を金具で取り付け、網の内側にビニール袋をかけて使用するもの。実際、これを使用することで、医師が洗浄しやすくなり、看護師などの手間が減ったという。「安全面・感染面・経済面、すべてをクリアできた」(若草第一病院)と語った。

 なお、準グランプリは、社会医療法人志聖会 総合犬山中央病院の「どこでもペーパーホルダー」と、渡町台外科病院の「ストーマパウチパンチャー」だった。