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モバイル・ブロードバンド技術を利用した高速サービスが,
これから数年のうちに世界中に導入されていく。
ただし,その地域の歴史的背景や携帯電話事業者の動向により,
採用される技術方式には大きな差異が生じることになりそうだ。
日米欧といった先進地域の取り組みのほか,
市場規模の大きい新興地域の動きからも目が離せない。

 LTEやモバイルWiMAX,そしてHSPA Evolution─。これら次世代のモバイル・ブロードバンド技術への期待は,地域によって大きく異なる。日本と海外の主な地域における次世代モバイル・ブロードバンド技術の導入時期を見ていくと,その様子がクッキリと見えてくる(図1)。

【図1 世界のモバイル・ブロードバンド動向】 日本ではLTE,モバイルWiMAX,HSPA Evolutionのいずれも,2009~2010年ごろからサービスを予定する事業者が存在する。米国ではモバイルWiMAXのサービスが2008年後半に始まるほか,同時期にLTEの試験運用を計画する事業者もおり,意外に早くサービスが始まりそうだ。一方で,欧州におけるLTEのサービス開始は遅くなる。当面は第3世代携帯電話(3G)サービスが主流になる見込みで,HSPA Evolutionのサービスが2009年以降にようやく始まる。中国やインド,南米,アフリカなどの新興地域においては,固定WiMAXやモバイルWiMAXのサービスが3Gサービスと導入を競う。
図1 世界のモバイル・ブロードバンド動向
日本ではLTE,モバイルWiMAX,HSPA Evolutionのいずれも,2009 ~2010年ごろからサービスを予定する事業者が存在する。米国ではモバイルWiMAXのサービスが2008年後半に始まるほか,同時期にLTEの試験運用を計画する事業者もおり,意外に早くサービスが始まりそうだ。一方で,欧州におけるLTEのサービス開始は遅くなる。当面は第3世代携帯電話(3G)サービスが主流になる見込みで,HSPA Evolutionのサービスが2009年以降にようやく始まる。中国やインド,南米,アフリカなどの新興地域においては,固定WiMAXやモバイルWiMAXのサービスが3Gサービスと導入を競う。
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 日米欧といった先進地域は,2012年以降,最終的にはLTEへ一本化する方向で動く。世界的に見た場合,移行が遅れたうえ,方式の一本化ができなかった第3世代移動体通信システム(3G)とは,この点が大きく異なる。ただし,先行する日本や米国の事業者は2010年ごろのサービス開始を目指すが,欧州の事業者は今のところLTEへの移行にさほど積極的ではない。

 日本と米国はモバイルWiMAXのサービスでも世界に先行しそうだ。2009年にも,米国や日本でサービスが始まる。WiMAXに関してはインドやアフリカ諸国など新興地域における普及も見込まれている。