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(前回から続く)

USB 3.0は,最大データ伝送速度を10倍以上にするなど大幅な機能拡張を果たした。新たな機能に対する期待感とともに,雑音対策やケーブルの太さなどへの不安の声も聞こえてくる。HDMIも携帯機器や車載機器への進出を狙うほか,ネットワーク機能の強化を図る。一方,パソコン業界では,DisplayPortの活動も活発化している。Intel社の支持をきっかけに,対応パソコンやモニターが増えていきそうだ。それぞれのインタフェース規格の最新動向をまとめる。

 USB 3.0と,現行仕様であるUSB 2.0との大きな違いは,最大データ伝送速度である。5Gビット/秒と,USB 2.0の480Mビット/秒から10倍以上に引き上げた(図1)。

【図1 USB 3\.0の仕様とコネクタ】 USB 3\.0の仕様は,USB 2\.0に比べて大きく変わった(a)。新たなコネクタ仕様も規定された。標準仕様のA型は,奥にUSB 3\.0,手前にUSB 2\.0の端子を配置してある(b)。標準仕様のB型は,上下にUSB 3\.0とUSB 2\.0の端子を設けている。携帯機器向けのMicro仕様では,USB 2\.0のMicro仕様のコネクタと,USB 3\.0用の小型コネクタを横に並べた構造を採る(d)。(b)はミツミ電機,(c)はHon Hai Precision Industry社,(d)はヒロセ電機の試作品である。
図1 USB 3.0の仕様とコネクタ
USB 3.0の仕様は,USB 2.0に比べて大きく変わった(a)。新たなコネクタ仕様も規定された。標準仕様のA型は, 奥にUSB 3.0,手前にUSB 2.0の端子を配置してある(b)。標準仕様のB型は,上下にUSB 3.0とUSB 2.0の 端子を設けている。携帯機器向けのMicro仕様では,USB 2.0のMicro仕様のコネクタと,USB 3.0用の小型コネクタを横に並べた構造を採る(d)。(b)はミツミ電機,(c)はHon Hai Precision Industry社,(d)はヒロセ電機の 試作品である。

 高速化により,外部記憶装置とのデータ転送にかかる時間を短縮できる。「外付けHDDでユーザーが重視するのは,記録容量と価格,それにスピード」(バッファロー)。HDDの記録容量が増大するに従い,転送時間の短縮を求める声が大きくなっていた。このほか複数の待機時モードを用意しており,消費電力の低減を強く意識した仕様になっている。

対応LSIは2009年夏以降

 仕様が決まったことにより,ホスト・コントローラLSIや,USB 3.0の信号を受信してPCI Express信号を出力するブリッジLSI,あるいは周辺機器などの「デバイス」側に向けたコントローラLSIなどの開発が急ピッチで進んでいる。