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 今回のCEATECでは,ヘルスケア関連の展示が相次いだ。次世代の有望市場として,この分野に各社がこぞって身を乗りだし始めていることをうかがわせた。

 各社の展示に共通していたのは,利用者の日常生活に歩み寄った応用を示した点である。単にヘルスケア向け技術をアピールするのではなく,実際の利用シーンを想起しやすくした。具体的には,① 我々の身近になったスマートフォンや携帯電話機をヘルスケアに活用する,② 生体センサを利用して実現する用途を具体的に提示する,③ 使い勝手などの面で今後急増する高齢者を意識する,という大きく三つの展示があった。

身近な機器で利便性高める

 ① のスマートフォンや携帯電話機の活用については,例えばKDDIが,Android端末の利用者であれば誰でも使えるライフログ・システムを参考出展した(図8(a))。Android端末に搭載されている標準機能を利用して,各種のデータを取得する。具体的には,移動ルートはGPSと無線LAN,歩数は加速度センサ,睡眠時間はマイクを利用して取得する。Bluetoothを使って,同じサービスを利用している相手との出会いを記録することも可能だ。取得した各種データは,GoogleマップやGoogleカレンダーなどに表示させ,生活の記録を振り返ることができる。

図8 ケータイを活用
ヘルスケアにスマートフォンや携帯電話機を活用しようとする動きが相次いだ。(a)はKDDIが展示した,Android端末であれば誰でも使えるライフログ。(b )は富士通のContinua対応携帯電話機とオムロン ヘルスケアの血圧計を連携させた様子。(c)は富士通が実演したランニング・フォーム診断の様子。(a)ライフログ(b)血圧計と連携(c)ランニング診断携帯電話機を腰に装着ランニング後のアドバイスの例行動の履歴をGoogleマップ上に表示した様子Continua対応携帯電話機Continua対応血圧計
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