PR

 グラスレス3D REGZA GL1は裸眼での3D映像表示として,液晶パネルの前面にレンチキュラ・レンズを配置する「インテグラル・イメージング方式」を採用する1)。20型と12型品は共に,視点数が9である。パネルの1画素には,通常の2次元(2D)映像の9画素分を割り当てている。3D映像を表示時の画素数は,20型品が1280×720(総画素数は829万4400),12型品が466×350(同147万)となる。

参考文献 1) 佐伯,「東芝の「裸眼3Dテレビ」,戦略価格で普及拡大を狙う」,『日経エレクトロニクス』,2010年10月18日号,no.1041,p.12.

 東芝はさらに,裸眼3D対応の56型の液晶テレビと12型のノート・パソコンの試作機も披露した。56型の液晶テレビは,グラスレス3D REGZA GL1に導入した技術を応用したもの。3840×2160画素である「4K×2K」パネルを用いた。

 12型のノート・パソコンは部分的に,通常の2次元(2D)映像を3D映像に変換できる。液晶分子の傾き(配向)の制御で屈折率の分布を変化させる「GRINレンズ」の機能を持った液晶パネルと,偏光を90度切り替え可能な液晶パネル,表示用の液晶パネルの3枚で構成される。3D映像の表示にはグラスレス3D REGZA GL1と同様,インテグラル・イメージング方式を採用した。

映像を触覚と連動させる

 映像の臨場感を高める技術開発は,裸眼での3D表示だけではない。NTTドコモとNHK放送技術研究所はそれぞれ,映像に触れた感覚を体感できるデモを披露した(図12)。

図12 映像に触れた感覚を得る
映像に触れる感覚を得られるデモを,NTTドコモとNHK技研がそれぞれ披露した。NTTドコモは,3Dデ ィスプレイ背面にあるコイルに電流を流して磁力を発生させ,ペン先の磁石に斥力を与えた(a)。NHK技 研は,触力覚提示装置の先に取り付けられたペンに,物体が存在する部分では反力を付与している(b)。
[画像のクリックで拡大表示]