画期的な新製品の開発。それには,さまざまな試行錯誤によって,最も良いアイデアを採用することが重要だ。その一方で既存の経験やノウハウ,あるいは有力な部品やユニットは,なるべく継続して生かしたい。試行錯誤はなるべく避け,最短コースを取りたい。そうすればすばやく設計をまとめて,利益につなげられる。この二律背反を何とかできるのは,強い「設計力」しかない。2008年秋のリーマンショック以後,開発効率向上と商品力向上の両方を求められるようになった製造業。対症療法的な効率向上には限界が見えた。今こそ地道な設計力向上が求められる。