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一から全部やれる

 ベンチャー企業での業務は、木原研時代と180度変わった。技術者が、開発だけでなく企画や営業までをこなす必要がある。「すべてを経験できることがベンチャー企業の魅力。営業先での議論から、新たな発想が生まれることもある」と川村は話す。

 創業から約3年半が経過した現在、モーションポートレート技術はさまざまな用途で使われている。インターネットでの販促ツールや「iPhone」用のアプリケーション・ソフトウエア(以下、アプリ)、携帯機器向けの組み込みソフトウエアなどだ。

 川村自身が開発を手掛けたものも多い。iPhone用アプリ「海龍式『顔相占術』」や、韓国Samsung Electronics社製の携帯電話機8機種に搭載されている内蔵アプリなどがそうだ。同アプリを搭載したSamsung社製の携帯電話機は、全世界で 数百万台が出荷されているという。モーションポートレートの「2010年度の売上高は、前年度比で30%増となる見通し」(藤田)という。技術に対する強 いこだわりが、成功に導いたといえる。

川村が開発したアプリの例
モーションポートレート技術を用いたアプリケーション・ソフトウエアは、「iPhone」向けに配信されているほか、Samsung社製の携帯電話機8機種に搭載されている。