街の随所にセンサを設置し、その情報を基に再生可能エネルギーを効率的に活用する。そんなスマート・コミュニティの実現技術と課題について、現在進行中の実証実験から明らかになった事実をベースに、この実験のコンサルティングを行っている日本能率協会コンサルティングの江原央樹氏が解説する。
江原 央樹(えはら ひろき)
日本能率協会コンサルティングマーケティング本部チーフ・コンサルティングプランナー
日本能率協会コンサルティングマーケティング本部チーフ・コンサルティングプランナー

街の随所にセンサを設置し、その情報を基に再生可能エネルギーを効率的に活用する。そんなスマート・コミュニティの実現技術と課題について、現在進行中の実証実験から明らかになった事実をベースに、この実験のコンサルティングを行っている日本能率協会コンサルティングの江原央樹氏が解説する。
スマート・コミュニティの事業化で成功するカギは、意外なところにある。発電設備やEMS(エネルギー・マネジメント・システム)といった再生可能エネルギーの供給側に注力するのではなく、それを使う地域の課題にも着目することだ。
スマート・コミュニティを成功させる秘訣は、地域や関係者がメリットを享受できるようにすること。複数の実証実験を進めている立場から、このような法則が見えてきた。
第1回では、経済産業省が提唱し、実現を推進している再生可能エネルギーを効率的に活用する社会「スマートコミュニティ」についての基礎知識と実現に必要不可欠なエネルギーマネジメントシステム(EMS)について紹介した。今回は、スマートコミュニティの推進者やユーザーへのヒアリングから、事業内容が地域ニーズを取…
街の随所にセンサを設置し、その情報を基に再生可能エネルギーを効率的に活用するスマート・コミュニティ。その具体的な実現技術と課題を現在進行中の実証実験から紹介する。第1回では、スマート・コミュニティとその基盤技術であるエネルギー・マネジメント・システム(EMS)について解説する。