
メガソーラービジネス
目次
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どうなる中国の太陽光市場!?(前半)
「政策変更」を“予測”していたBloomberg
2018年5月末に、中国の中央政府が太陽光発電設備の導入に関する政策の変更を通知した。2017年の世界の太陽光発電設置市場が2016年から約31%増え、出力約98GWまで押し上げた最大の原動力となったのが中国だったことから、今後の設置市場にどの程度の影響が及ぶのかが焦点となっている。政策変更の動き…
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「建材一体型太陽電池でエネルギー革命を」、ヘリオス・ニュー・エネルギーの崔CEOに聞く
メガソーラービジネス・インタビュー
米カリフォルニア州で新築建物への太陽光パネルの設置が義務化されるなど、「建材一体型太陽光発電(BIPV)」が注目されている。米テスラグループが「ソーラールーフ・タイル」を製品化するなど、技術開発も活発だ。中国市場でBIPV分野をリードしているヘリオス新能源科技有限公司(ヘリオス・ニュー・エネルギー…
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「メガソーラーは系統の安定運用に貢献できる」、米ファースト・ソーラー技術幹部に聞く
メガソーラービジネス・インタビュー
米ファースト・ソーラーは、薄膜系太陽光パネルの世界最大手であるとともに、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の開発・運営の規模でも世界トップクラスの実績を持っている。日本でも石川県で他に先駆けて直流1500V仕様でメガソーラーを設計・着工するなど、大規模な太陽光発電のシステム技術をリードしてきた。同…
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「刈り取り」で草が増えてしまうのはなぜ? 緑地雑草科学研究所に聞く(第7回・後半)
メガソーラービジネス・インタビュー
緑地雑草科学研究所(福井県鯖江市)で理事を務める伊藤幹二氏(マイクロフォレスト リサーチ代表)と伊藤操子氏(京都大学名誉教授)に、メガソーラー(大規模太陽光発電所)における雑草対策について聞く連載コラムの第7回。「除草剤」「カバープランツ(被覆植物)」、「マルチ(土壌被覆資材)」に続き、今回は2回…
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「再エネを適正に買える市場になって欲しい」、RE100が日本に期待すること
メガソーラービジネス・インタビュー
事業活動を100%再生可能エネルギー電力で賄うことを目指す国際的な企業連合「RE100」のサム・キミンス(Sam Kimmins)総括責任者は6月18日、日本記者クラブにおいて、記者会見した。
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「草刈りは回数で決めない。草高30cmを基準に」。緑地雑草科学研究所に聞く(第7回・前半)
メガソーラービジネス・インタビュー
緑地雑草科学研究所(福井県鯖江市)で理事を務める伊藤幹二氏(マイクロフォレスト リサーチ代表)と伊藤操子氏(京都大学名誉教授)に、メガソーラー(大規模太陽光発電所)における雑草対策について聞く連載コラムの第7回。これまで総論に続き、各論として、「除草剤」「カバープランツ(被覆植物)」、「防草シート…
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「日本向けに水上型や積雪対応を強化」中国トリナ・ソーラーの新戦略
メガソーラービジネス・インタビュー
中国トリナ・ソーラーは、太陽光パネル事業が成熟期を迎えるとの認識に立ち、今後はパネルの信頼性や効率をさらに高める一方、発電システムとしての提案や、マイクログリッドの全体制御など、より川下分野に取り組み、事業モデルを転換していく。日本法人のトリナ・ソーラー・ジャパン(東京都港区)の陳曄(Chen Y…
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「N型太陽電池の未来を話そう」、中国Jolywood SolarのLiu Yong氏に聞く
メガソーラービジネス インタビュー
太陽電池セル(発電素子)の基板に、これまで一般的だった「P型シリコン」(電荷が正孔で移動する半導体)でなく、「N型シリコン」(電荷が自由電子で移動する半導体)を使った「N型太陽電池」の量産が本格化している。「N型」の拡販に取り組む中国のJolywood(Taizhou)Solar Technolog…
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「エネルギーIoT」を主導、中国トリナが20周年で新戦略
まず北京などでマイクログリッド、欧米大手と提携
中国の太陽光パネル大手であるトリナ・ソーラーは3月22日、本社のある中国・江蘇省常州市において、設立20周年記念イベントを開催した。
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「再エネ電源はFIT後、ものすごい価値を生む」、スパークス・グループ阿部社長
メガソーラービジネス インタビュー
スパークス・グループはメガソーラー(大規模太陽光発電所)主体に再生可能エネルギーを25カ所で約350MW開発し、総事業費約2000億円のファンドを運営している。
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「2018年の日本向けは約700MW、政策次第で900MWに拡大も」、ジンコソーラー副社長
メガソーラービジネス・インタビュー
中国の太陽光パネルメーカーであるジンコソーラーホールディングは、2017年も2016年に続いて世界シェアトップに立ったとみられる。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国における出力約1.177GWの「ギガソーラー」や、メキシコにおける同750MWなど、世界各地の巨大プロジェクトに参画し、発電コス…
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「コスト力を武器に大規模太陽光の施工を担う」、juwi自然電力の長谷川代表
メガソーラービジネス インタビュー
自然電力(福岡市)は、ドイツの再生可能エネルギー開発大手juwi(ユーイ)と連携しつつ、グループ全体で約800MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)など再エネを手掛けている。独社と合弁のjuwi自然電力(東京都文京区)がEPC(設計・調達・施工)サービス、juwi自然電力オペレーション(東京都文京…
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「メガソーラーには消耗部品もある、予防保全が重要」、ウエストO&M大山社長
メガソーラービジネス インタビュー
ウエストホールディングスは、傘下のグループ会社を通じて、住宅向けと事業用太陽光を対象に、設計・施工からO&M(運営・保守)、発電事業など、太陽光発電システムの総合企業として、業容を拡大してきた。
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「事業用低圧太陽光、利回り上昇で活況を維持」、グッドフェローズ 井上マネージャーに聞く
メガソーラービジネス インタビュー
グッドフェローズ(東京都品川区)は、土地付き太陽光の物件検索サイト「タイナビ発電所」を展開し、これまでに事業用低圧案件(連系出力10kW以上50kW未満)を主体に累計で約4000物件(約1万6400区画)を掲載している。販売企業315社に対し、投資家の会員は約1万3000人で、そのうち約6000人が…
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レノバ・木南社長「再エネの規模を追い、ニューインフラで火力を代替」
メガソーラービジネス・インタビュー
再生可能エネルギー発電事業の開発を手掛けるベンチャー企業、レノバが今年2月に東証マザーズに上場した。同社は、メガソーラー(大規模太陽光発電所)10カ所・約270MW、バイオマス発電所1カ所・20MWを稼働・建設中のほか、風力(洋上風力)・地熱発電の開発にも取り組んでいる。木南陽介社長に国内外の再エネ…
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「メガソーラー向け蓄電池、竹のバイオマス発電」、藤崎電機社長に聞く
メガソーラービジネス・インタビュー
藤崎電機(徳島県阿南市)グループは、電気設備関連などを祖業とし、現在は幅広く再生可能エネルギーに取り組んでいる。九州最大となる出力100MW近くのメガソーラー、竹を燃料に使うバイオマス発電といった、大規模なプロジェクトや先進的な技術への取り組みにも積極的である。藤崎耕治社長に、再エネ関連の取り組みの…
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桜島の火山灰を27年間浴びた太陽光パネル、劣化などは?
産業技術総合研究所 九州センター・その4
九州には、桜島や阿蘇山、最近も噴火した新燃岳など、活発な活動を続ける火山があります。火山灰による発電量の減少やパネルの劣化など、どの程度の影響がありますか。
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バックコンタクトやPERCパネル、約半年でPIDやLIDによる不具合も
産業技術総合研究所 九州センター・その3
シリコン系でいうと、例えば、アモルファス(非晶質)型は設置直後の状況に比べると、日射量や日射時間から想定される本来の発電量に比べて、徐々に発電量が低下してきている傾向にあります。
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黄砂による発電量への影響はないのか?
産業技術総合研究所 九州センター・その2
太陽光パネルは、開発時や製造時の抜き取り品を対象に、複数の加速試験などを重ね、性能や信頼性、安全性に関して評価している。しかし、それらは特定の環境要因ごとに過酷な条件に曝露させる試験装置が使われる。一方で、実際の発電所は、複数の環境要因が同時に変化する中に、さらされながら運用する。こうした実際の環…
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「非化石電源44%を再エネで賄う準備を」、再エネ拡大議連・秋本議員に聞く
メガソーラービジネス・インタビュー
自由民主党の「再生可能エネルギー普及拡大議員連盟」(会長・柴山昌彦衆議院議員)は、「2030年に再生可能エネルギーの電源構成比率を最大44%まで高める」との内容を盛り込んだ提言をまとめ、9月15日に菅義偉官房長官に手渡した。