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今後の成長産業として有望視される医療機器。その開発に今“革命”が求められている。電子部品や半導体などの部材メーカーが持つ強みや独自の視点を生かし、医療従事者と共にイノベーションを起こすことが期待されているのだ。

 医療機器は遅れている─。語弊があるかもしれないが、医療現場の取材を重ねれば重ねるほど、この結論に行き着く。

 もし、民生機器や自動車などの分野でスピード感やコスト改善力を磨いてきた電子部品や半導体などの部材メーカーが、医療現場や医療機器の実情を知れば、「あれ?」と驚くことが多いだろう。

 自治医科大学附属さいたま医療センター 臨床工学部 技師長の百瀬直樹氏は、医療現場に携わる立場から、医療機器の現実を次のように語る。「医療機器と言えば、先端技術がつぎ込まれていたり信頼性が高かったりといったイメージで見られがちだが、そうとは限らない。例えば、自動車向けに厳しい要求事項に対応しながら部材を供給しているメーカーに、医療現場やそこで医療機器がどう使われているのかを見せたとする。その中に、自社のノウハウを活用できる余地がたくさんあることに気付くはずだろう。我々も部材メーカーと協力していけば、確実にイノベーションを起こせる」。