デジタルヘルス事例
目次
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ローソン玉塚社長が「介護コンビニ」を語る
ローソン 代表取締役社長の玉塚元一氏は、経済産業省が2015年3月20日に主催した「ヘルスケア産業の最前線 2015 in 関西」の基調講演に登壇。糖質や塩分を抑えた食品や、薬局を併設する店舗など、ヘルスケアへの同社の取り組みについて語った。
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声なき痛みのスクリーニング、緩和ケアチームを支援するデータベースを構築・運用
青森県立中央病院がFileMakerでがん疼痛治療支援システムを構築
青森県立中央病院は、厚生労働省の「がん疼痛治療の施設成績を評価する指標の妥当性を検証する研究」への参加を機に、がん患者の痛みに関するスクリーニング結果を集計・管理するシステムをFileMakerで構築・運用している。日々、がん患者の痛みをスクリーニングし、結果を現場にフィードバックすることで、鎮痛薬…
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「丸の内ヘルスケアラウンジ」を体験してきた
都心のビジネスパーソン向け施設がオープン
「都心で忙しく働くビジネスパーソンの健康で豊かな毎日を応援する」――。そんなコンセプトを掲げたヘルスケア複合型施設「丸の内ヘルスケアラウンジ」が2015年3月25日、東京都千代田区の新丸の内ビルディング内にオープンした。これに先立つ3月24日、報道機関向けの説明会と内覧会が開催された。
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「食」から健康寿命延伸と新産業を、新・認証事業が開始
博報堂と国立循環器病研究センター
博報堂と国立循環器病研究センターは、生活習慣病リスクを低減する生活に資する食事・食品を対象とした「健康生活認証」事業をスタートする。2015年3月17日に開催した説明会で詳細を公開した。
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がん遺伝子を全国規模でスクリーニング、「SCRUM-Japan」が始動
がん研と製薬企業、全国医療機関が個別化医療でタッグ
「日本における個別化医療の基盤になる取り組みとしたい」(国立がん研究センター 理事長の堀田知光氏)――。がんを引き起こす遺伝子異常を全国規模でスクリーニングし、患者を新しい治療薬の臨床試験(治験)に導いたり、新たな治療薬の開発に役立てたりする。そんなプロジェクト「SCRUM-Japan(スクラム・…
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統合失調症患者が自ら開発に参加する、服薬管理ツール
統合失調症患者が自ら、服薬管理ツールの開発に参加する――。そんなプロジェクトが始まった。国立障害者リハビリテーションセンターと国立精神・神経医療研究センター、慶応義塾大学、信州大学が共同で進める「統合失調症患者のための服薬セルフモニタリングシステムの検証実験」がそれだ。2014年度の厚生労働省 科…
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国立大阪医療センター、救急治療を数秒間隔で記録できるER経過記録システムを開発
国立病院機構 大阪医療センターの救命救急センターは、数秒間隔で処置・経過の記録を実現するER経過記録システムを構築・運用している。救急現場での経過記録には通常、紙の記録票が用いられ、システム化を試みるところは少ない。FileMakerで構築された同システムは、切迫した状況で行われる救急治療を妨げる…
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空気圧駆動の国産手術支援ロボ、動物や模擬臓器での実験が進む
空気圧駆動を用いた手術支援ロボットシステムの研究・開発を行う東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 教授の川嶋健嗣氏。同氏は、2015年2月8日に神戸市で開催された「第5回神戸医療イノベーションフォーラム」に登壇、動物実験や模擬臓器を使った実験で同ロボットシステムの操作性の改善を行っている段階である…
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骨折治療から着想した新たな再生医療
バイオ3Dプリンターで血管を作る
バイオ3Dプリンターで血管を作る研究を行う佐賀大学大学院 工学系研究科先端融合医工学 教授の中山功一氏。同氏は2015年2月8日に神戸市で開催された「第5回神戸医療イノベーションフォーラム」で、細胞と3次元データを用いて生きた構造体を作るシステムの開発について講演した。
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環境の“健康度”もスマホで測る
生体模倣によるリアルタイム大気図への挑戦
昆虫の優れた触覚や知覚中枢を半導体チップで模倣し、スマートフォンに搭載して、細菌やウイルス、PM2.5などの有害物質をいつでもどこでも検知できるようにする――。そんな開発プロジェクトが日本で立ち上がった。2014年6月に「内閣府革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の1つに選ばれた「進化を超…
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外科医とロボットは共存できるか
「ロボットとの共存」――。2015年2月7日に東京都内で開催された「第7回 日本ロボット外科学会」の大会テーマだ。近年、米Intuitive Surgical社の手術支援ロボット「da Vinci Surgical System」(通称:ダビンチ)が広く普及し、外科医にとっては無視のできない存在に…
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「3Dプリンターで超軟質心臓模型」のクロスエフェクト、次なる挑戦
2014年4月に開催された、医療機器の設計・製造に関する展示会「MEDTEC Japan 2014」。国内企業による革新的な製品を表彰する「MEDTECイノベーション大賞」の大賞を射止めたのは、クロスエフェクト(京都府)の「超軟質心臓シミュレーター」だった(関連記事)。X線CT画像を基に患者の心臓…
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8K内視鏡はこうして生まれた
2020年の東京五輪に合わせた本放送開始への取り組みが進む、8K(8000×4000画素級)の映像、いわゆる「スーパーハイビジョン」。ここにきて、放送よりも先に実用化される可能性が出てきたのが医療分野だ。2014年12月には、8K映像を用いた内視鏡手術が初めてヒトに適用された。8K内視鏡の開発を主…
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“糖尿病2000万人時代”に挑む、データヘルスとウエアラブル
2015年度からすべての健康保険組合に実施が求められる「データヘルス」。診療報酬明細書(レセプト)や特定健診の情報を生かしたデータ活用型の保険事業のことだ。データヘルスを主導する厚生労働省がその重要なターゲットと見定めているのが、糖尿病の予防である。
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神戸国際フロンティアメディカルセンター、肝移植に特化した患者データベース構築
肝移植オペレコや遠隔病理診断システムをFileMakerで実現
神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)は、生体肝移植を主軸とした消化器疾患の先端医療機関として、2014年11月17日に開業した。手術や病理情報の分析・活用を目指した肝移植患者データベースをFileMakerで構築しており、電子カルテとの連携や、病理診断を委託する施設との間での遠隔病…
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心電図伝送で心筋梗塞患者はもっと救える!
新システム導入でdoor to balloon timeを18分短縮
近年、救急隊が患者収容時にその場で12誘導心電図を取り、すぐに伝送して専門医の指示を仰ぐ「12誘導心電図伝送」システムが注目されている。インターネットを用いた低コストのシステムも開発され、国内普及が進みそうだ。
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“賢い繊維”がヘルスケアを変える
着用するだけで、心拍などの生体情報や、動きや姿勢などの運動情報を計測できる――。そんなウエア型デバイスへの応用を狙った、機能性の繊維素材の提案が相次ぎ始めた。導電性や耐久性に優れる“賢い繊維”が、ヘルスケアのあり方を大きく変えようとしている。
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手術支援ロボット「ダビンチ」に、外科医は何を望む?
日本でも採用事例が増えてきた内視鏡手術支援ロボット「da Vinci Surgical System」、通称「da Vinci(ダビンチ)」。現状では、2012年4月に保険収載された前立腺がん全摘術への適用が中心だが、対象疾患は広がりつつある。例えば消化器については、2014年9月に胃がん手術への…
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「奈良県健康ステーション」、見えてきた成果
厚生労働省によるデータヘルス計画の実施が目前に迫る中、「『健康寿命を延伸する健康づくり事業モデルの紹介』〜成功事例から学ぶ 健康日本21とデータヘルス計画〜」と題するセミナーが2014年12月19日に開催された。
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ドクターヘリの運用有効性、ER部門の評価向上に寄与するドクターヘリ運用管理DB
青森県立中央病院が独自性を出すためにFileMakerで構築・運用
青森県立中央病院は、2011年6月からの基地病院としてのドクターヘリ運航に伴い、ドクターヘリ運用管理データベースを構築、運用を始めた。病院独自の管理項目、あるいは機能追加・変更に院内で柔軟に対応できるようにとプラットフォームとしてFileMakerが採用された。このデータベースシステムの開発経緯と内…